夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

「おっさんずラブ 公式ブック」(ほんのりネタバレあり)

通販で買ったほうが本当に音沙汰ないからさー(たぶん7日発送) 

土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」公式ブック

土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」公式ブック

 

 結局Kindleで0:00配信が初読ですわ。目覚まし時計の設定を間違えて0:55に起きちゃったけど*1。あーもうヤキモキしたが、私は生きてます!死なずに読めた幸せ。しかも仮眠取ったから元気!

 もう発売日過ぎちゃったし、ネタバレ全開で行きたいけれどネタバレせずに伝えたいことと言ったら…

 

牧くん、綺麗!中の人、真摯で優しい!(私のテンションがむさし)

 

…かしら。

 

マロはモンスターで宇宙人で使徒だった(エヴァパイロットかもしれないが、まあ使徒紙一重だから)

つーか各人の心模様で話数を追うあの見開きページ、超おもしろい。主人公のはるたんは見開き2ページなのに牧くんとむさしが4ページなのもページ数のテンションが可笑しいけれど、マロのフォントと文字の並びが…

 

Pと脚本家の方の2ショットを見て「え?24時間テレビ?」ってちょっと思ったよね

 

さーここからネタバレしていくよーでも私のことだから読んでいない人にはあまり伝わらないネタバレになると思うよーあと若い人にはジェネレーションギャップでわからないであろう吉田鋼太郎さんのお話のざっくり解説だよー(私は武川さんよりちょっと若いくらい)

PC版だとたためるのだけど、スマホだとたためないのでご注意。あと私は牧くん=林遣都氏が大好きなので、そこ重めだと思います。むさしも大好きだけど!

 

 

 

 

 

 

グラビアの牧くんが息が止まるほど綺麗とネタバレしない垢の人から伺っていたのでワクワクして見たら、ワクワク以上のものを見られて息がとまるというか、思いっきり息を吸ってもーたわよ。「ひいいいい」って。おばけでも見たのかと。おばけじゃない、トンデモなく美しいものを見ると私は息を吸い込む。リアルでも吸い込む。カービィくらい。

そこにいるのは林遣都氏じゃなくて牧くんでした…また会えたの嬉しい。ネクタイ外してる、腕まくっている牧くん!牧くん!まーきーくーん!!!

 

(はるたんのインタビューは後で読めとネタバレしない垢の人たちが口々に仰っていたのでここに入力している時点では未読。あとで読む)

インタビューに答えているのが7話からすこし経ったあとらしくて、ネットの反響なども踏まえてのコメントだったのがありがたい。はるたん=田中圭さんは惜しげなく色んな所でコメントしてくれていたから反響への反応も知っていたけれど、林遣都氏はそういう機会がなかったものね。

あの6話の最後のシーンへの思いや、7話までの1年間の心情も教えてくれて、ああ、牧くんってそういう人だよねえとしみじみ思って目頭が熱くなったり私の中の武川さんが「それでいいわけないだろう」と掴みかかりそうになったりだ。

牧くんは誕生日が円盤の発売から1ヶ月位後なのでお祭りになるかもね。はるたんの誕生日はこの日しかないな、と思いました!(先に誕生日だけはチェックして笑ったわ)誕生日がゾロ目のカップルなの素敵。

 

ちずちゃんが私と同じ星座と血液型で、「出たー!物語に必ず存在する(特に主人公)星座と血液型!」と盛り上がりました。本当にフィクションでたいていどこにでもいるし、乙女ゲーでもセンターにあたる攻略対象がたいていこの星座と血液型だったりする。少女漫画でも主人公か主人公の相手がこの星座と血液型。でも実際は褒められたら伸びるというか調子に乗るバカ明るいヤツって感じ…

 

牧くんが高校の頃野球部だった設定はたぶん中の人が長く野球をされていたところから来ているんだけろうけど、ポジションが気になるけどマネジャーよりマネジャーだったかもな、と思ったり。その中にも彼氏いただろうしモテていただろうなーとか。そんなに恋愛経験は豊富ではないって設定をどこかで読んだというか中の人かスタッフがそう分析していたような気がするけれど(いやその記事いま頭の抽斗から出せますよ?)いやいやいや、高校で部活が野球で姿が高校生の可愛い林遣都氏だったらさーってニヤニヤしてまうやろ。学生の頃から俳優をされている人だからその辺イメージしやすくていけない。いけませんねえ(ほんのり変態

林遣都1st写真集「Clear」(DVD付) (Angel works)

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むさしを演じる吉田鋼太郎さんのインタビューではまさかの傷天の話が出てきて、私が生まれる前か後かの話なので(ちびまる子ちゃんちびまる子ちゃんだった時代ですよ)鋼太郎さんの同世代じゃないとちょっとむずかしいけれど、再放送でいくつか見て素晴らしい作品ですよ。水谷豊さんが「あにきー」って云っているのが有名なやつ。兄貴がショーケン萩原健一さん)

むさしが心の中はオードリー・ヘップバーンだったってのは別のインタビューでも読んでドはまりしたので、あれ以来私の中でむさしはオードリー・ヘップバーンです。

可愛くて知的でノーブルで日本語吹き替え版では池田昌子さん(メーテルお蝶夫人で有名な美声の方)=むさしよ。

ローマの休日 日本語字幕版 オードリー・ヘプバーン グレゴリー・ペック FRT-096 [DVD]

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↑むさしの心の中の人。外見はヒゲで威厳のあるおっさんだけど。

 

 登場キャラクターの恋心の移り変わりではるたんが見開き2ページでまとめられたのがマジでこいつあんまり考えてないな、その場その場の脊髄反射だなってわかって可笑しい。シャチハタ印が欲しくなるやつ。つーかこれを見たら買っちゃう。2ページめが牧くん多め(つーかほとんど牧くん)で、揺れる恋でも牧くんが占めていったんだなとドキドキしたり。

 

牧くんのページでは思い出しただけで目頭が熱くなり、この熱情と優しさよ…切なさよ…と私自身が昔の少女漫画で薔薇背負っている人みたいにときめいておりました。キュンとしかしないよね、牧くんが出るとね。

むさしは暑い熱い厚い筆書きを彷彿とさせる明朝体、ちずちゃんは可愛い。で、マロはエヴァンゲリオン!これ作った人相当楽しかったと思うよ。

 

レシピは新しい発見があったり(私は牧くんのパスタはシーチキンだと思っていた…まさか私の大好きな鮭だったとは…鮭買わないと…鮭…) 、唐揚げのレシピは牧くんのものがうちのおかーさんと同じっぽいなと思ったらあたっていたり、むさしの唐揚げは私の行きつけのごはん屋さんと似ていたり、唐揚げのレシピだけでも個性がでるなあって。夜中にこれを読むと軽く飯テロだわ。牧くんのレシピに小技が効いていて、丁寧にご飯を作ってはるたんに食べさせていたんだなと思うと…また改めてキュンとしてしまう。あのコロッケも作り置きをしていたとか。風邪ひいてしんどいのにイチから作ったのか、まさかデリのお惣菜じゃあるまいと思っていたら作り置き。そういう、ドラマに直接出てこない裏設定もいいよね。リアリティがある。

むさしが出汁とったりぬか床持っているあたりが、私は6話の最後のむさしを見て「(逆光のシルエットが)家政婦のおばちゃんみたい」と思ったんだけどまんまそれで。恋人というよりお母さんだったよね、牧くんもお母さんみたいなところがあったけれどでも恋人要素のほうが強かった。胃袋掴むにしてもそこに違いがあったのかしら…

 

天空不動産と春田家の間取りはそのままをご自分のスキルを活かして再現されていたすばらしい垢の方がいらっしゃったのだけど、その人本当にすごいなと思っちゃったのが私の感想です。個人的にお気に入りのアッキーがちょっと出張ってくれたのも嬉しい。アッキー、そつがない上にすごいスキルをお持ちなのよね。

資格といえば、はるたんと牧くんは車の免許を持っていない?(いや不動産会社の営業ならいるだろとは思う…)のが今どきの都会の人だなって思いました。田舎だと必要だけど。車持っていない二人はどこ行くにも電車とバスですよ。電車とバスで隙あらば仲良くおしゃべりしているんですよ、すごく至近距離で。皆にそれを見せてくれるんですよ。牧くんはパーソナルスペースが近い人が苦手だそうだけど、はるたんはそのへんでいうと苦手な人だろうに(そういえば1話で異動してきたときのはるたんの喜びぶりにちょっと引いている)好きになったら全然OKになっているなーと、本当にプロフィール一つでいろいろ読めちゃうの嬉しい。

 

春田家の間取りではベランダが牧くんとはるたんでつながっているのポイント高いよね!!あとどんだけゾイド推しなのよと。

 

武川さんについての眞島さんの解説はひとつひとつぴったりで、この人マジで武川さんなのでは…って、眞島さんの腰がすごく好きなんですけど(どこ見てる)寄りかかったところで腰が強調されていてそこをめっちゃ見てしまいました。キャラクターとしてはわりと苦手属性なんだけど(声がでかくて怒っている人が苦手)スーツ姿かっこいい…メガネは性癖…

あと、休日は和服を着ている時があるって設定、すごくない??牧くんそういうときどうしてたの?武牧の人は捗るだろうなー…

 

脚本家の徳尾さんとプロデューサーの貴島さんの対談は新しい発見もあり、作っていった過程がわかって、丁寧に作るのは本当に時間と対話が必要なんだろうなーと思ったり。すべてのスタッフを労うお二人の言葉に愛を感じたり。もうちょっとそこは読み込みたいところ。

で、公開された台本で呼吸が止まったわよ…あああシナリオブック楽しみ!!

 

おっさんずラブ シナリオブック

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かーらーの、はるたん演じる田中圭さんのインタビュー。

いやこれ本当に冒頭に持ってきたらヤバいやつ。そこで心奪われて他の文章頭に入ってこなくなるやつ。めっちゃ手に力入って泣きながら読んじゃった…愛犬がおやつくれって云っているのに無視すると拗ねて普段行かない部屋の隅っこに隠れて寝ちゃってた…

 

助言どおり最後に読んで良かった。1話からのはるたんの心情を解説してくれて(もはや牧が好きしか云ってない)7話の最後のアレが私が邪推したよりライト*2だったのでさすが田中圭さんはその辺俳優として上品だわ、つーか作品全体がまったく嫌な意味で下品でないものな、と(私は毒のある下品さは好きですが、この作品は毒のある下品さもなかったな。モチーフがモチーフなのに上品に作りきっているのが好感が持てる一因よね)改めて気づいて、その根幹を担っているはるたんの品の良さというか愛されて育った感じなんだろうな。

はるたんがエンパス体質なんだろうなというのは1話から見ていて感じたんだけどそれもそのとおりで、相手の気持がふんわりわかっちゃうから流されちゃうのかと。でも自分の気持にはおもいっっきり鈍感だから最後まで自分の気持に気づかない。ドラマに向いた性格ですよね。

 

つーか、あのコメントの最後の1行でこの本、5万円分くらい払ってもよくない??

 

マジサイコー!

実質タダでキャッシュバック来た感じ!!

 

ああいうコメントが出来る田中圭さんの株が本当に最近爆上がりで。牧くんを演じた林遣都氏の方が私は好みだし、キャラクターも牧くんの方に偏重して見てしまうけれど、そこでぐいぐい惹きつけてくる田中圭さんすごいな!

 

7話を見終わってからの2ヶ月…本当にこの作品しか長く頭にない感じだけど*3いい作品を好きになったなあ、この作品を知らないとか理解しない人って残念だなあとか思いながら、物語のあらすじ部分の6話のラストでまた私はゲンドウポーズよ…

なにこれほしい

 

あの物語のあらすじのコーナー、端折るところとちゃんと書くところのバランスが可笑しかったな。で、6話で泣かせにかかって7話で感動させるところがあらすじなのに本編って感じでしたね。

 

はるたんが犬が好きって設定=チワワが好きってことなんだろうな。

むさしの虫が嫌いの理由で虫にびっくりしているむさしがすぐに浮かんで可笑しい。

 

あとね、あとね、細かいところだけど林遣都氏のコメントでははるたんは必ず「春田さん」なの好き!マジで牧くんだーって。本当に演じてくれたのがこの方で良かったな…

 

オフィシャルブックってアニメとゲームでは何冊も買っていてそれぞれ満足度が高いものもあったけれど(最近ではユーリオンアイスとうたプリ3期のを買った、古くではファイナルファンタジーアルティマニアもある程度オフィシャルブックよね)こちらは本当に濃密で読んで良かった、2冊くらいほしいやつだと実感。Kindleで読んだけど紙もほしいので紙もちゃんと届きますように(しかし本当に遅いぞ

 

*1:ちなみに目覚ましソングは凛として時雨

*2:何を邪推したかは推して知るべしよ…わかるでしょ

*3:ゴールデンカムイの杉元さんとアシリパさんの男女が逆転しちゃっている関係性も好きだけど。アシリパさんの前では大概オネエ入る杉元さんと白石のキャッキャウフフが仕事中も頭をめぐる最近…