ネオン・デーモン

ネオン・デーモン(字幕版)

ネオン・デーモン [Blu-ray]

ネオン・デーモン [DVD]

誰もが目を奪われる特別な美しさに恵まれた16歳のジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるために、田舎町からロスへとやって来る。
すぐに一流デザイナーやカメラマンの心をとらえチャンスをつかむジェシーを、ライバルたちが異常な嫉妬で引きずりおろそうとする。
やがて、ジェシーの中に眠る激しい野心もまた、永遠の美のためなら悪魔に魂も売り渡すファッション界の邪悪な毒に染まっていく―。

「マレフィセント」で見る者どころか共演者の毒すら浄化するまぶしい笑顔が印象的だったエル・ファニング主演。わたくし、この子が大好きで、Instagramもフォローしておりますの。

エル・ファニングの美しさをただ見せたいだけなんじゃ…と途中までは思わせる変態雰囲気映画でいろいろ謎も多い。レズビアンのメイクアップアーティストがそこまで狂気に走る過程がいまいちわからんというか。サイコスリラーにするにしてもサイコでスリラーなシーンが足らないと言うか。途中からはギャン上がりなのだけど。

女性の嫉妬、狂気がエグいけれどエリザベート・バートリを彷彿とさせる演出があって、その根深さ、歴史の深さを勝手に感じたのだけど、脇役に思えたモデル役の人たちのふとした表情が鮮烈で綺麗なモデル＝演技が下手かもってイメージで見るのは良くないと思ったのでした。

突然ちょこちょこ出てくるキアヌ・リーブスにびっくりして私的ハイライトはそこかもしれないが（大好きなんですよ）エル・ファニングの美しさ、可愛らしさはごりごり見せてくれて、物語に説得力を与えてくれるので見る価値はあります。変な映画ですけどね！