私のデヴィッド・リンチ歴はムダに長いぞ。
母親がデヴィッド・リンチの大ファンで、子供に見せてええのんか、こんなん子供に見せるもんちゃう!!と何度涙目で拒否してもなんども「エレファント・マン」を見せられ。
最近見直したけど悲しい話で、人間愛を学ぶために見せたいと言い切った母も悪くはないとは思うけれど、私の甥っ子姪っ子達には大人になるまでは見せたくないです。
でもそれ以来デヴィッド・リンチに苦手意識があって母親に見ようと誘われてもブルーベルベットもワイルドアットハートもロスト・ハイウェイも見ておりません。デューンだけちょっと見た。
音楽でナイン・インチ・ネイルズが参加しているのはよく聴いたけれども。
そして双子峰は全話見る母の話し相手をしながら漫画を読んでいたようなきがする。
で、例の赤い部屋のシーンは寝ているときに目を覚ましてたまたま見て、母親が感激しながら「ほんまわけわからん!」と喜んでいたのが印象的だった。あなたそういうところあるよね…って。
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だからリアルタイムから全然ハマってなかったのだけど、リンチ歴が長いのは母だけのせいじゃなく、4歳から付き合いがある親友がワイルドアットハートの頃からリンチにハマって、それからずーっとずーっとずーっとファンなのであった。
で、なぜか私も好きだと思ってくれているのでロスト・ハイウェイのパンフレットも当時は単館上映は大都市でしか見られなかったので買って送ってくれたり、なんかいろいろリンチの話をしてくれたし、子供の頃からリンチの映画を見ていた私を高く評価してくれていたようだった。いや、トラウマなんだって。あれすごい映画だけど子供心にかなり怖かったんだって。
そしていまになって登場人物がほとんど引き継がれたままシーズン3が公開されたので親友がいい機会だからとパイロット版と最後の7日間をDVDでくれました。
見ました。パイロット版はリアルタイムで見たような気がするのよね。
喧嘩のシーンが引きのカメラでもっさりしているのが面白かった。
それはいいとして、面白いのでシーズン1のDVDを取り寄せました。みごと親友の罠にハマってしまった。ある程度心が強くなったのと、あれが遠い昔になったので見られるというか。
私が見ている映画ってどれもあんまり残酷表現とかホラー要素ないでしょ?
ホラー映画大好きな母親に見せられてきたトラウマですねん。
先日母親に会ったら職場でB級ホラー映画見ていたし。どっからそんなもん見つけてくるんやと不思議なくらい、知らない作品をわざわざ選んで見て「ひっどいわあ」って言いながら笑ってみているの、残酷なシーンを。
私は元々ビビリなのにそんなのを見せられてきたのでいまは自分からはホラーに接しないことにしております。唄って踊る作品が大好き!!母親はミュージカル嫌いらしいけど、父親が大好きなのでそっち寄りなんだろうな。
この歳になって初めて見るようなものなんだけど周りを固めるキャラクターが変なのが多いのが気になる。真剣に見ればきっと大好きなやつなんだろうなというのはわかる。
実はさっきまでローラ・パーマー事件は作中で解決していると知らなかったので、環境が濃いリンチ好きに恵まれている割にそんな予備知識がない状態で見られるのでラッキーかもしれないね。