夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

くだらないことに命をかける哀れな警備員共を憂う「96時間」

 最後まで見ていると表題の気持ちに行き当たるのであった。

96時間 (字幕版)

96時間 (字幕版)

 
96時間 (吹替版)

96時間 (吹替版)

 

 アラブ系の助兵衛のボディガードがバッタバッタと倒されるのを見ると、あんな助兵衛のために命を落とすのが情けなくて情けなくて…

 

 

そんな映画じゃない。

 

が、そう思った。

 

処女は得だがおバカな小娘を友達に持つと厄介だなって。そらーお父さん心配するわ。

しかしおバカな小娘の末路はその場限りで終わり、爽やかな終わり方をしやがるのであった。

 

続編もあるのだけどもういいや…強すぎるおとーさんはマジで強くて面白かったけれど、ちょっと前にマスター・キートンでも似たようなモチーフを扱っていてそれを読んでもひどくつらい気持ちがした。女性が海外旅行をすることが軽視されがちだけれど、お父さんの心配は杞憂じゃないんだよねえ。

 

女性を搾取する組織なんて本当に壊滅されればいいのにね。

 

 

そういえばホリー・バランスっていまどうしているんだろう。デビュー作は好きだったなあ。