夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

ゆるゆるっと「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」

 

 見放題になる前から見たかったが、時間の長さとR-18と内容は特に興味が持てない、気になるのはディカプだけなのでなかなかその時間を作らなかったが、ようやく見た。ただし、途中で掃除したりオフロに入ったので飛び飛びである。それでも十分にめちゃくちゃなのはわかった。

 ディカプのフィルモグラフィーを頭のなかから引っ張り出すと、実在の人物をよく演じている。癖の強い人からそうでもない人。ボーイズライフ、キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンアビエイターJ・エドガー、他にもいたような。この人、一つの作品で歳を取る役多いよなーとあれこれ挙げていったら実在の人物を演じているから、って理由だった。

こちらの映画もそうで、実在した株式仲買人の半生を演じているんだけど、その半生がクレイジーだからあんなディカプもこんなディカプも見られてディカプを見るのが面白い感じ。

J・エドガーでいい歳して彼氏に殴られて鼻血出しているディカプを見られたのも良かったが、こちらでは女性のお尻の穴から薬を吸引しているディカプそのお尻をペシペシ叩いているディカプ、お尻を出してコシを揺らしているディカプ。昔は客船の突端で若々しく叫んでいたり赤毛の強そうな女の子と逢瀬をいい雰囲気で送っていたディカプが豪華クルーザーのてっぺんで馬鹿やっているのを見られていい感じに歳を重ねているなって、感慨深さが…

昔は妖精のように素敵だったけれど面白く歳を取ったね、ディカプ…

 

お話の内容はクレイジーだし始終乱痴気騒ぎをわちゃわちゃやっているのがね、お金を回しているつもりが振り回されている感じで見ていて気持ちのいいものじゃあない。が、アホくさいから面白くもあり、美人の奥さんが本当にど鉄板の美しさで成功=こんな嫁って感じなのも(でもこの奥さん堅実でイメージ悪くない)面白い。

 

ディカプの本気で馬鹿やっている感じがじっくり見られるけれど、彼はいつだってどの役だって本気でしかないよな、この人の演技大好き。若い頃は容姿が特別に好きだったけれど(体の線が素晴らしかった)力んだときの顔とか血管切れそうなのもいいし、アクションできそうなのにアクション俳優にはなりきらないところもいいです。

 

レヴェナントのあとはおやすみしているみたいだけれど、彼にふさわしい面白い役をまた演じてほしいものだわ。

 

 

 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンとウルフ・オブ・ウォール・ストリートって自伝が原作だけどどっちもセックス方面で盛っている感じがあったのはもちろん自伝だからだろうな…男性の書く自伝ってそういうところ強いイメージ…もしくはモテない自慢か。けっこう恥ずかしいぞそれ。

 

 

 ↑これめっちゃ気になる…

華麗なるギャツビーで爆笑したシーンじゃん…