夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

ネット書店オンリーの日々

 ど田舎に住んでいる上に地元の本屋の品揃えがさっぱりなので本屋に行くことがなくなってしまった。

そうすると面白い本との出会いって減るのかなあと思ったら、Amazonの「この本を買った人はこの本に興味を持っています」ってやつで面白そうなの見つけちゃった。

FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー(ele-king books)

FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー(ele-king books)

 

 きのこアンソロジーですって。

顔ぶれも良さげ。ジェフ・ヴァンダミアとラヴィ・ティドハーしか知らないけれど。

 

環境が変わって本だけでなくいろんなものがネットで買ったほうが都合がいい生活になりつつあるのだけど、宅配を確実に受取る以外は特に問題はない。しかしそこが社会現象にもなるくらい問題なのだけど。

店頭での衝動買いがなくなった分、マケプレの買い物が増えるかも。

前は出版社に貢献とかで新本を優先的に買うようにしていたけれど、そんなセレブなことは云っていられない、稼いでいる人が貢献しなさいって状況だからあんまり気にしないことにした。大体私は変に生真面目なのだ。誰からも直接は咎められないことでも誠実であろうとする。それが呪いのようになっていると最近まで気づかなくて、息苦しさと自分の物欲と折り合いを付けるのに大変だった。

面白い本に対して鼻が利いて、外面がいいのでどこのリアル書店へ行ってもかならずそこの店員さんと友達になるし私もいい顔しちゃうからいっぱい買っちゃう。

 

でも買うほど全然読まないものなあ。

 

知ったかぶりするほど知らないし。ただなんか勘が働いて面白そうな本を見つけやすいってだけ。親友とか間久部が好みの本は読まなくても分かることが多い。

ここ約1ヶ月大量に本を読めるチャンスだったのに、メンタルぐずぐずなのとドラクエやるのに夢中になって全然読んでない。集中力散漫なのにも程がある。

 

前は年に100冊読むというのを目標にしていたけれど、数とか質とかよくわからなくなった上に、仕事が忙しすぎるのを理由に年間16冊しか読めなくてそれがショックで、その10倍は買っているのにというのもあるけれど、いろいろ疲労感を持ってしまった。結局それに関してはなにも解決していないけれど。いっぱい読みたい気持ちはあるんだけどなあ。捗らない…

 

だからいい顔しないで済むネット書店が気楽かもね、イレギュラーな出会いもこうやってあるし。中身をチラ読みして判断したいときは、Amazonで中身が見られるのはたいてい冒頭なので全然役に立たないんだけど(下手したら索引で終わることあるし)。

それよりいい顔してしまう自分をどうにかしたほうがいいんだろうなあ、嫌われたくないからってより、その人をがっかりさせたくない気持ちが大きいんだろうけれど、そんなの小売じゃよくあることなんだから気にしなくていいはずなのに(小売のキャリア長いだけに)。その付き合いの良さでいろいろ大変な目に遭っているのになー

 

いろんなものに気を遣いすぎて生きにくくなっているのなんとかしたいなーと、こういうどうでもいいことでも思ってしまうのでした。