4月にケン・リュウの短編新刊が出るはずなので、Amazonでそんな匂いがしないかなーと検索したらもちろんなくて*1以下の商品を見つけました。
超名作☆「紙の動物園」がお試しで100円とか。
もう文庫化!と 思って確認したら、銀背版の中から7作品選り抜きらしい。
私の一番好きなやつは選外…
以下収録作
紙の動物園
月へ
結縄(けつじょう)
太平洋横断海底トンネル小史
心智五行
愛のアルゴリズム
文字占い師
私が一番好きなのは「選抜宇宙種族の本づくり習性」なんだけど。
いまTwitterでこの辺の情報をさらっていないからどうしてこういう選択になったのかわからないし、残りはまた後日出るのかもわからないけれど(「もののあはれ」と「紙の動物園」が分かれている時点で後日出そう。あのかっこいいうえに星雲賞受賞の「良い狩りを」もない)「結縄」と「文字占い師」はやるせない、「心智五行」は翠星のガルガンティア、太平洋横断海底トンネル小史は短編なのに時代改変SFとしてボリュームを感じるなどバラエティが豊かで一括りにできない。
「選抜宇宙種族の本づくり習性」は読んでいると私の好みすぎて脳内麻薬がバーーーー!!と出てヒャッハーしてしまう。あんなに幸せな気分になることはそうない、が、同じようにあれで興奮できる人ってあんまりいない気もする。私はむちゃくちゃ興奮したんだけど。
たぶんね、「泰平ヨン」関連読んでもヒャッハーするあんな感じだと思う。泰平ヨンそこまで読んでいないけれど、未来学会議をチラ読みしてヒャッハーしたもん。あまりのヒャッハーにもったいなくて読めてないという…読めよバカ。
「どこかまったく別な場所でトナカイの大群が」も同じ感じでヒャッハーできるやつ。
だからまずこの7作で良いと思ったらいまだと銀背版を読んだらいいのかな。
「紙の動物園」はお試しに読むのに最適だから100円で読めるなら安いもの。未だに思い出すと泣ける。SFというかファンタジーなんだけど、身構えなくても大丈夫(私はSFだからってなんの抵抗もないけどよー)
4月に発売予定の第2短編集も超楽しみ(ヒャッハーできる変なSFがありますように!!)Kindleと銀背両方買うかもね。銀背のサイズと質感が好きだから紙がいいんだけど、お手軽なKindleも捨てがたい(紙の動物園は両方持っている)。
もしかしたら翻訳者の古沢先生がキャンペーンをされるかもしれないので、気になる方は古沢先生のツイッターアカウントをチェックしてみてね!(私は運良く十分恩恵を受けたので本は購読してもキャンペーンは参加しません。詳細はカテゴリ「古沢様」にて。本当に運が良かった)
↓「紙の動物園」を読んだときのレビュー。ヒャッハーしてる。
23:12 ちょっとだけ調べたので追記。
5月に残りの作品?が短編集(2)として文庫化されるらしい。サブタイトルが「もののあはれ」。これ、とても切ない作品で日本語が好きならぐっとくると思うよ。
あーよかった。
どうせなら銀背未収録のSFマガジンにしか載っていないやつを収録すればいいのに、と思ったけれど、それが4月の銀背に収録されるのかしら。S-Fマガジンの4月発売のものにもなにか短編が載るんじゃないかな。運のよさと古沢先生のお陰でケン・リュウと古沢先生の直筆のサインも持っているし私はすっかりこの辺じゃ一番くらいにケン・リュウのファンだなあ。コニー・ウィリスより好きなのかあ?それはどうかなあ?

泰平ヨンの航星日記〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF レ 1-11)
- 作者: スタニスワフ・レム,John Harris,深見弾,大野典宏
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09/05
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 28回
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2017/04/08 19:21
全部古沢先生が訳すわけじゃないのか…SF色が強いのは先生に訳してほしいような。さっそくポチりました。