夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

ユーリ!!! on ICE #10 感想

 おっふ…

ネタバレしますよ

 

 

 さすがユーリオンアイス…

ユーリ10話も驚きの展開で私は何度めかの死を迎えました。

 

おおい…!!

まじかよ…

 

婚約しやがった(軽く語弊

デートに加え婚約…

婚約でよくね?

 

あらすじはあってないようなもので、バルセロナでデートして指輪交換してみんなにバレて実は1年前にヴィクトルは恋に落ちていました!

 

という内容でした。

 

きゃあああああ!

 

 

おちつくまで待ってて!!すごく楽しかった!嬉しい!

 

 

13:02

落ち着いてない!

朝の8時まで興奮しどおしでわんこの散歩行ってTL見て感極まって泣いたりはしゃいだり大変だったんだけど途中で3時間位気を失っていた…

 

ええと、バルセロナで大会前の休息で、ヴィクトルがずっとナレーションを務めるという私にはとても豪華な回で、前回ほとんど出なかった分たくさん出てくれていました。

いままで見てきて私も散々ヴィクトルの真意が読めず、この人なに考えているだろうとずっと謎だったんだけどここへ来てまさか明かされるとは。しかも想像とはぜんぜん違う内容だった。

ヴィクトル、勇利にお願いされてコーチになりに来た!「離れずにそばにいて」見る前から恋に落ちていた!あれは恋でしょ?

視点が変わると物語の見え方がガラッと変わる叙述トリックをここで使ってくるとは、まったくわからんかった。びっくりした!毎回ビックリしているけれど!

 

どうりで2話3話4話近くて思わせぶりだよ…

1話の記者会見でテンション低いはずだよ…コーチになる予定なのにお呼びはないわ、本人出場してないわで身の振り方に悩むわね。

で、あの動画を見て「お呼びキターーー!!」って?

マッカチンの検疫をクリアしていた時点で1週間でそんなのできるってさすがフィクションと思っていたらすでに準備していたとか?

2話で勇利が逃げるのを「なんで?」って思うはずだよ…勇利が元凶だったとは。

 

EDのダンスもすごいけどそこへ初めてのCパートであんなシーンをぶっこんでくるとは。ヴィクトルの顔すごく可愛かったなあ。

 

やっと登場したオタベック(ほそやん)は真摯で良い奴だった。ユリオの初めての友達になってくれた。

9話の次回予告でバイクに乗った男性を最初オタベックと思ったんだけど、マフラーの色が違ったのでJJかと認識していたらやっぱりオタベックだった。

で、あのシチュエーションは本で読んだぞ?と思っていたら本で読んだ通りになったので笑ってしまった。

 この小説はユーリオンアイスが好きなら楽しめると前にも書いたけれど、可憐で美しい天才ソ連人テニスプレイヤーとオーストラリアのイケメンテニスプレイヤーのとんでもねーブロマンス(ミステリというかサスペンスあり)です。これにバイクのシーンが有るのよね。

ウィンブルドン (創元推理文庫)

ウィンブルドン (創元推理文庫)

 

 自称ロシアのアイスタイガーに「ソルジャーの目を持っている」と殺し文句を贈り、新たなるかっこよさげな属性を付けてくれたらそりゃあ、日頃は態度が悪い子猫ちゃんもコロッと落ちるわね。

ほそやんがやっと出てくれたので私は嬉しいが、寡黙っぽいけど大事なことはちゃんと言うキャラ、演技を見る前から気に入りました!

 

ピチットくんは安定の可愛さ、清々しさ。

勇利とヴィクトルのペアリングを見て「みんなー!!!僕の親友が結婚しましたー!!!」って盛り上げてくれたのが嬉しくて。本当にいい子。

自撮りスキルもすごかった…加工もいけるとか。

 

ユリオとJJ(と婚約者)の喧嘩(というか一方的にユリオが噛み付いて、JJはそれを煽っている感じ)はそこまでインパクトがなかったのは語り役のヴィクトルがJJにそんなに興味がないからというのもひどい。視点が違うとこんなに。

クリスはもともと仲良しだからいろいろ話してくれたのに。

まあJJは自分語りが多いからそれでいいのか。

 

デートと婚約の流れにちょっとした痴話喧嘩もスパイスになっていてでも普通に険悪さがフェイドアウトするの仲良すぎ。

自分が飲んでいたホットワインをふつーにあげようとする流れとか実は素敵なのに他がすごすぎてスルーしがちなのが怖い。

 

美奈子先生が推しのクリスとご飯食べられる流れとか美奈子先生と真利姉ちゃんが久保先生と監督に見えた…

 

早朝にヴィクトルが朝日に指輪をかざしているのとか嬉しすぎなん?

ユリオが蹴りに現れてすごい火花が見えたけどすぐに長谷津の海の話ししたり、この人達仲がいいんだか悪いんだか。朝早いのはヤコフの教えだったりしてな…

 

この回、なにがすごいって全編に渡ってヴィクトルが勇利に好意しか感じてない。全力で大好きなのね。ヴィクトル目線の勇利が美しくて可愛いのでこれは本当に私の知っている勝生勇利かと戸惑うほどでヴィクトルフィルターすげえな。

 

いままで出たプレイヤーも(ポポは声がなかったけど)出演していてファイナル出場者の雄々しい姿もかっこよくて、前回で気に入ったエミルが観戦しに来ていたし嬉しかったが。

 

EDのダンスバトルが全部持っていったね。

ユリオってなんだかんだいってノリがよくて大人の酔っぱらいに付き合えるし、その画像をたくさん保管しているし、クリスも一緒に楽しんでくれるし、ヴィクトルとはあの時からすごく良いダンスを踊っていていい笑顔でこっちが笑顔になった。

 

9話の次回予告で「丸くて金色のもの」でふつーに金メダルを予想していて、いろんな想像力豊かな人の「指輪」という発想を「まさかあ!みなさん想像力がふとましい!」と笑っていたんだけど、マジでごめんなさい。

↑その時の反応

 

びっくりしたなあ…

 

またおちついたら書き込みに来るけん…

ほそやんが出演してくれたの本当に嬉しい。

 

付記。

教会で歌われていた曲↓

実はクリスマスソングマニアなんだけど(音源アホみたいに持ってる)特定できたようでちゃんとしたタイトルがわからなくてちょっと焦った。

Little Jesus, sweetly sleep

Little Jesus, sweetly sleep

 私がしょっちゅう聴いているのはこっち↓

 メドレーに含まれているからタイトルが省略されているのよ…最近はクリスマスが忙しくてあんまり聴きたくなかったのだけど今年は聴けそう。

 

 

22:23

この作品には男性が男性を愛すること(恋とか性愛とかはどうあれ)も含め「何かを好きになることに差別はない世界」と原案者自身が明言してくれて私はすごく嬉しい。

ヴィクトルと勇利がどういう結末を迎えても、ピチットくんが喜んでくれたように二人が結婚したとしてもなんの差支えもなく葛藤もないんだ。当たり前なんだ。

 

しばらく前からLBGTやStraight Allyについて考えていて(前のアカウントでいろいろ考えさせられた)、この作品はBLとか腐った人向けとかいうよりそっちに向かってほしいと思っていたところだったのでそのつもりだったんだ!とわかったら嬉しくてさー。

 

できるなら結婚しちゃえとか思うけれど(このカップル相性良すぎると思うよ)とりあえず10話で満足。勇利はいまいち収まりどころが自覚できていないけれどヴィクトルは勇利から離れたくないのは前回からよーくわかってるし。

ハッピーエンドならいいねえ、こんなに明るく楽しい作風ならねえ。