- 作者: マイクルコナリー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1994/05
- メディア: 文庫
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テレビドラマのモデルや監修を務めるくらい凄腕の刑事だけど問題を起こして左遷されたハリー・ボッシュさん。前回の流れを組みつつ、ボッシュさんは相変わらず腕は立つが鼻つまみ者として独自に事件に首を突っ込み、厄介払いされて、でもそれっておかしくね?真実から離れちゃってるよ!と独自に調査して行ったら行き着く先がやたらとでかかった…という展開。一人の刑事の怪死からようもここまでと、舌を巻きつつ見せ場もかなりあるので面白く読めました。
ボッシュさんがマタドールになったりね、無駄な登場人物がいない作品とはいえ今度のお相手はそれですかあ!と驚いたりね、忙しない。
ただし、私が辟易したのが、事件の手がかりのキーワード、蝿。
蝿にまつわる描写。蠅産業なんてものがかの国にはあるのですよ…あたし絶対そんな職業無理。
でもそれに特化するような作品でもないから蠅描写が通り過ぎるとボッシュさんがあれやこれやと頑張ったり自分の出自について思い出したりもします。
この作品は徐々にボッシュさんを知って行くためのものなんだろうか…ボッシュさんの幸せ探しの物語なのか…
シリーズはこのあともっと続くのでなるべく切らさず読んで行きたいと思います。もう次の巻も買ってるもんね。
- 作者: マイクルコナリー,Michael Connelly,古沢嘉通
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1995/09
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- 作者: マイクルコナリー
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