夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ー永遠と自動手記人形ー

 Netflixで見られるようになりました。ありがたい。ネトフリを契約して初めて見たのがヴァイオレット・エヴァーガーデンだったのです。

戦災孤児で戦闘マシンとして育てられたヴァイオレットがギルベルト少佐との出会いによって人としての生を獲得し、「あいしている」の意味を知っていくシリーズです。全話確実に泣けるお話ですよ。

 

 お話の時系列的には1期の5話のあとなのは確実。腕利きのドールになったあとに3ヶ月間も貴族の娘の教育係をやったのかヴァイオレット…なんでもできるようになっちゃって。

と、妙な感慨をうけつつも姉妹の美しい話を味わえました。

女学校のくだりはヴァイオレットとお嬢様の関係が百合っぽくもあり、ヴァイオレットの初めての友人が出来るというエピソードが語られていてあれ、ルクリアも友達なんじゃ…って思いながら(出てきたけど。結婚したことも知らされない程度の関係ってことか…)良かった良かった、ってな。ヴァイオレットが優しいと言われて、自分が優しいという自覚はなく、されたことをしているだけだっていうところに優しさってそういうもんじゃん…ってそこから泣いてる。ギルベルト少佐やいまの職場で受けた優しさが嬉しかったから出来ていることなんでしょうね。

お話に深く絡まなかったけれど、イザベラ・ヨークと仲良くしたかったお嬢様がランカスターで、薔薇戦争を想起させられたけど距離を近づけた以降は語られなかったな…薔薇戦争好きとしては気になるところだけど。

 

少佐はチラッとも出なかったけどこのシリーズが大切にしている人と人のつながりが新しく綴られていて、エヴァーガーデン家の奥方ってアニメ版では全然出張らなかったし関係性もあまりよくなくて気の毒だったから彼女をフォローする展開があってよかった。

本当、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのためだけでもネトフリを契約してもいいよね。

 

昨日公開された劇場版ではちゃんと「あいしている」を伝えられたのかなあ…地元で全然公開されないから見に行けないのが残念。

 

見てなかった「ヴァイオレット・エヴァーガーデンスペシャル」も見ているのですが、これはまたヴァイオレットでないと出来ない仕事だよ。難航するような仕事でもないような気もしたけどな。ヴァイオレットは出来る仕事の幅が広すぎ…笑える要素がなさそうでツッコミどころはあると思う。

 

わし実はアニメはネタバレOKなので(ゲームは絶許)いまふつーにTwitterで「ギルベルト少佐」をエゴサしました。

 

 

 

よかった。