夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

#愛の不時着 2周め 10話感想 答え合わせみたいなネタバレあり

 前回の最後のシーンから始まります。

愛の不時着 オリジナル・サウンドトラック

愛の不時着 オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト:オムニバス
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: CD
 

 一歩踏み越えてキスしちゃったのは、手前ですると引き止めたみたいになるからなんだろうな。耐えられなくて踏み越えちゃったのか。セリちゃんが背中に腕が回りきらないから首筋に手を当てざるを得なくてめっちゃ首のツボを押して気持ちよさそうな締め具合だと思う…ああやったら顔と顔が離れない。

本当に名残惜しくて美しいシーンでそういうところに気にしないほうがいいが2周めはそのへんも見る。

 

すっごいピンヒールを履きこなすソウルのセリちゃん。

ここからはセリちゃんの生還後の巻き返しが始まって次男の嫁が出る度に私は腹が立っちゃうんだけどそこで清涼飲料水のように現れるのが北朝鮮パートの可愛い隊員たち。あと長男夫婦は憎めない。長兄がセリちゃんの部下の一人とすごく良く似ているので一周目の途中までは同一人物かと思っていました。私だけかな…チーム長といい隊員たちといい、セリちゃんはジョンヒョクさん以外の人からもよくハグされていてなんだかあたたかい気持ちになります。チーム長が顔色がいいのはしょっちゅう鶏肉を食べていたからだよたぶん。

 

隊員たちは相変わらず。曹長は軽率で陽気で結構。でもみんなセリちゃんロスがある。前回のときに軍服4人に女性の服のシルエットで並ぶのが可愛らしかった彼らもいまは4人。あれ、隊長は?って思っていたらその消息を教えてくれます。夜も眠れなくて、食欲もなく、重度の恋わずらい。もうセリちゃんの幻まで見ちゃう。

「会いたいと心から願えば会いたい人に会えるかな」これ重要。

恋わずらいをしているジョンヒョクさんのもとに現れたのが耳野郎さん。

とうとう過去の出来事が明かされます。ここから思わぬ展開になるんだけど、会いたいと心から願ったから会える状況になっちゃったのか…リスクがかなり高いけど。

 

ジョンヒョクさんの大好きなお兄さんがどこに出てもいい人すぎてまぶしい。チョのやつがどこまでも卑劣なんだけどこれだけのヤバい国で盗聴も当たり前にされているのに不用意に口に出して相談事をしたらあかんよなあ。私なんか前の職場で盗聴されてるとかなくても筆談を交わすことがあったわ。聞かれたらマズい話をいっぱいしなければいけない職場だったから…(情報統制が厳しく、転売屋に狙われるような商品を扱っていたから)

耳野郎さん裏ヒロインの真骨頂。脅されたときも相談できたら良かったのにね。大好きな身内が殺されたとしてもこれだけ丁寧に懺悔されたらそりゃあ許すわ。視聴者はこれまでのことを知っているから余計に許すわ。

弟自慢をする兄、こんなお兄さんだったらみんな好きになるよね。すごい言葉を最後に殺されてしまうってドラマだわ(ドラマです

 

北のお姉様方も基本4人だよね。セリちゃんの手紙を読んでセリちゃんとの日々を振り返るお姉様方、セリちゃんに対する失礼な評価も彼女を親しく思う証拠なんだと思います。

「How are you doing?」って家庭教師が教えているけれどそれはお姉様方の気持ちでもあるんだろうな。サムスクさんどうしているんだろう?って。

それをどうしているのか教えてくれる場面転換。ずっと浮かない顔ですよね。長兄の嫁の手癖の悪さよ。でも次兄の嫁よりずっと可愛げがある。

帰れば家族が待っていると北朝鮮の人たちの多くに言われてきたけれど実家と家族の雰囲気は彼らが思い描いたものとはやはり違って北朝鮮ではあんなに良く食べて笑っていたセリちゃんも食欲減退、表情も硬い。停電も宿泊検閲もなくて恵まれた環境を実感するためにたくさん独り言をしゃべっているけれど北朝鮮でも聞いているのか聞いていないのかわからないけどじゃんじゃん喋っていたセリちゃんが最後に口に出しちゃう「リさん」で私があかんことになる。

美しい思い出を持ってしまうとな、喪失感もハンパないのよ。

あなたのそばで一緒におしゃべりしている人もこういう途轍もない喪失感をもっているかもしれない。想像も及ばない悲恋を経験してるかも。

セリちゃんは睡眠薬のお世話にならないと眠れない。やっぱり重度の恋わずらい。

 

一方ジョンヒョクさんは耳野郎さんから受け取った時計からお兄さんが残したデータを見つけ、チョの悪事の証拠をFAXで!!送ります。FAXで!!

場面は変わって平壌のホテルに居たクさんが怪しい集団に捕まりそうになったところを叔父同伴のダンさんに救われます。呑んだくれたダンさんを2kmもおぶったんだったらあんなにヘロヘロになるわ。自分の酒癖の悪さを指摘されてとても美しい笑顔で否定するんだけどダンさんあんまり笑わないけど笑うと本当に美しい。ここでクさんがジョンヒョクさんが非武装地帯に入っていることを知っていることに気づくダンさん。問い詰めるときにクさんの顔をギュッと寄せるのがお母さんとだめな息子に見えた。

ここからあの夜クさんがなにをやったかが回想されるんだけど、このシーンが大好き!

ここでセリちゃんの家族がどう思っているかジョンヒョクさんが把握しているのも後々効いてくるよね。「幸せとは言えないから引き止めたらどうだ」ってクさんの本心だとも思う。

ジョンヒョクさんの実家の前で自問自答するんだけど言い方がぺこぱの松蔭寺さんっぽい。好きだからってなんでこんなに松蔭寺さんの影がちらつくんだこのドラマ。

ジョンヒョクさんがセリちゃんの手を引いて実家から逃げ出すんだけどずっと手を引いているのいいよね…

めっちゃ陽気な演技をするクさんが可愛いんだ。

うまく逃してくれたクさんにセリちゃんがかける言葉がちょいちょい本音が出てキツいのが可笑しい。しかも指輪を売られるという。ジョンヒョクさんへの贈り物を買うお金のために売られたと知ったときのクさんの顔。で、後部座席でアツアツなの。クさんが可哀想…笑

ああ、開城の手前で迎えに来ていたからイケメンが知っていたのか。傘で出迎えとかもうセリちゃんへの応対が手厚いのイケメン。

 

10話はセリちゃんがソウルへ戻っているからほとんどジョンヒョクさんとの場面がないようでこうやって回想シーンで補完してくれるのがいいよね。そこまでロスに陥らない。私が。

クさんがまたダンさんにいいことを言うんだ。「初恋に長く浸りすぎるのはよくない 恋に恋をしちゃだめだ 淡い思い出にしておくのがお互いにとっていい そのほうが美しいし」これセリちゃんとジョンヒョクさんにも言えることなのかも…とか思って字幕見てた。

愛が古くて腐ったもの=執着とかさ、本当のことかつ大切なことを教えているんだよね。

えみちゃんと叔父さんがクさんの話をしてるときにダンさんを魔性の女っていうのマジ親の欲目…親は娘の美しさをそういう解釈しがちなの私が知っている人たちにそういうところがあるからってだけかな?

破談を視野に入れるにしても破談をこちらからって発想がセリちゃんと同じでプライドが高い人の判断ですよね。面子を保つのもなかなか大変。

 

そこからチョの裁判。前回までの軍服姿のギャップが激しいとっ捕まりぶり。姿勢もおかしくなっちゃってんの。手錠のせいだけじゃないだろうな。これだけ憎たらしい役を憎たらしく演じられる岡村ちゃんがうまい。

ジョンヒョクさんのまっとうな敵討ちが実るかと思うじゃないですか。

呪いの言葉を吐き散らしてぼっこぼこにされて引っ立てられるからそらー不穏だわ。拘束術とはちがったボコリっぷりも謎の国北朝鮮だからだよね。軍事国家ならこうする感じ。民主国家なら許されない。が、昔はこんなだったんだろうなと容易に想像できる。

嫌な予感が拭えないジョンヒョクさんの手が綺麗。

鼻面だけがマッド・マックスに出てきそうなトラックがまた出てきた…チョがこれで逃げちゃうからな。お金を蓄えておくとしぶとい。

ダンさんの叔父さんがわりと油断しがちというかバイアスがかかりがちなのよね。ゆるいのはえみちゃんの隣でだけにしてと思う。嫌な予感が拭えないジョンヒョクさんにチョからのいやああああなお便りが。(でもこの新聞のセリちゃんの写真大事に保存しそう

ブコメ要素が強いのにサスペンス要素も強くて怖いところは本当に怖いよね…せっかく無事に帰したと思ったセリちゃんが狙われるとかもう、わたしがおいしい!けど悲痛な表情のジョンヒョクさんは見たくないね。

 

神に目覚めた保険屋さんとチーム長のデート、相変わらずチキンが美味しそう。よく食事をする場面があるドラマはいいドラマだと私は思っているんだけれど、その法則がこのドラマも活きていてとてもいい。

ブラックCEOだったセリちゃんが優しくなっているという近況報告。メイクをバッキバキにキメたセリちゃんは美しいなあ。薄メイクのときは可憐な感じもしたけどソウルではかっこいい。北漢山に行ったのはそこから前哨地を見たかったからだろうけどチーム長同伴なのが可笑しい。隊員たちとジョンヒョクさんの影を探し求めているのを伺わされてこっちも泣けてくる。

働くセリちゃんを撮るカメラの目線とBGMが非常に不穏だなーと思っていたらチョの影が。もうこの辺ホラーやんね。チョもだいぶ頭がおかしいからサイコホラーよ。

あまりにヒヤッとするから足元を見ただけではもうジョンヒョクさんが来たのかと淡い期待を抱いたらもうチョが来てた!!!こわっ!!って最初見た時ゾッとした。

そこからの耳野郎さんと隊員たちを脅かす影でさらにヒヤッとするじゃん?

 

寝付けないセリちゃん、ここでお婿が「枕が柔らかすぎるんじゃ…」って指摘してるけどどこ見てんのよ。いつものように薬を飲もうとして思いとどまって何故か出かけるんだけど、チョがいるいまそれはあぶなーーーーいって思うじゃん?だいたいワーカホリックのセリちゃんが眠ろうとする時間てそんなに早くないと思うんだけど眠らない街ソウルは人通りがけっこうあるもんなのね。

会いたいと思うのが愛なのか、会いたいと思わないほど幸せを願うのが愛なのか。

それともあなたに会うためならあの出来事を最初からもう一度繰り返してもかまわないと思えたらそれが愛だろうか

なんて難しくて美しいモノローグなのかしら。強かで図太いセリちゃんも恋をすると詩人になるのね…そんな夜中にふらりと出かけても、お互いを見つけちゃうのがこの二人よ。まさに運命。よく似た人を幻で見るとかベタなことはなく、ベタベタに見つけ出せるの。このジョンヒョクさんがまたコートがかっこよくて似合うんだわ。

セリちゃんからしてみればちょっと信じられない事態なんだろうな。このときのジョンヒョクさんのお顔がもう、素敵なのよ。あんな優しい目をするの久々よ。はー…1話も明けずに再会するとか超展開にもほどがある(好き

 

そのころ可愛い隊員たちと耳野郎さんはジョンヒョクさんの父から密命を受けるんだけど人選がナイスすぎて。「諸君の友」って上官じゃなくて友達でしょ?って表現がもう、アボジったら!ってニッコリしちゃう。

そして体育大会の要員として潜入を許されるというのが、どれだけ体育大会への太いパイプをもっているんだアボジ。セリちゃんがやるはずだったことを隊員たちがやるというのが、あまり説明がいらなくてあの手段も無駄じゃなかったということになって本当によく出来ている。

北朝鮮の選手が来たら歓迎する人達がいる、って演出も国家間の複雑な事情が見え隠れしてる。同じ民族で元は同胞なのにどうしてこんなことに、って思うところも多々あるんだろうな。日本で暮らしていてもそのへんを肌で感じることはある。

やっぱり隊員たちは軍人さんだから鼓舞されたときに応じる態度が勇ましい…が、コンビニ?のイートインでラーメンを前にするとまた素にもどってほんわかしている。ジュモクさんはもとがほんわかした面差しだからな…

カップ麺にしてもカルボナーラというスタイリッシュなカップ麺を選んでしまうどこをどう転んでもイケメンと通だけに炸醤麺を選べるジュモクさん、それぞれ個性が出るなあ。

ラーメンの種類が豊富なのは米が足らないからだという曹長の指摘にレンチンできる米を持ってくる耳野郎さんのいい笑顔。曹長はなにかと食べるものを分け与えがち。

並列で歩いて邪魔な上に緊張してる…そこに出てきたのがなんか有名な特別出演の人。

日本で言ったら今日俺に突然山田孝之さんが現れるようなものなんだろうな。この人みたいな仕事がジョンヒョクさんに与えられれば…とちらっと頭をかすめたが、挙動が可笑しいのでまあいいや。

サプライズなオチだなー感動の再会を忘れそうな勢い。

 

ジョンヒョクさんとセリちゃんの絡みが殆どないからそんなに捗らないかと思ったら、結構言及するところが多かったかも…11話からジョンヒョクさんが、イケ散らかします!!!魅力がやばい!