夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

#愛の不時着 2周め 9話感想 答え合わせみたいなネタバレあり

 いきなりの急展開。時計とセリちゃん、危うし!

シーグリスヴィル(愛の不時着 Title Full Ver.)

シーグリスヴィル(愛の不時着 Title Full Ver.)

  • 発売日: 2020/04/29
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 だけどドキドキ要員が一瞬和ませるのよね。

トマトを守るジョンヒョクさん、さすがに冬が厳しい北朝鮮で庭でトマト栽培は大変だからお家で育てることにしたんだね。

ここで保衛部のチョの情報を無駄に聞いたんじゃなくて現状を把握してセリちゃんを誘拐した犯人を絞っていると後で分かるんだけど賢い人やでえ。家族を潰せるとかわざわざ言っちゃうあたりに詰めが甘いと言うかもう私怨がダダ漏れと言うか、仕事で成功できないタイプだよね。でもセリちゃんのことで煽られるとムカつくので殴ったのしょーーーがない。

怪我が絶えませんなあ…

「ハンサムな顔が傷だらけに」

この反応が好きで緊迫したシーンなのに和んでしまう。

 

運ばれていくセリちゃんが自分で強くあろうと鼓舞するところ、さすがですよ。気分が良くなることを思い出そうとして浮かぶのがもう素敵なシーンだらけでさ、そこを私の宝物にしたくなるね。もう泣いちゃってる。お布団をかけなおしてストーブを付けてくれるジョンヒョクさん、この時点ではそこまで自覚していないだけに単にすごく優しい人としての振る舞いなのよね。

「いつも大変なのに”大丈夫だ”と強がるリ・ジョンヒョク」ほんとそれな…

どこでも見つけ出せると言うリ・ジョンヒョク。でも本当に見つけ出すからな。かっこいいのよね。

「会いたい」と漏れてしまったときについ注目しちゃう誘拐犯たちがちょっと可笑しいけれどお話はメロメロに高まっております。同じ星空を見る二人。

最初見たときに私も誰に誘拐されたのか見当がつかなくてさー、犯人をジョンヒョクさんが当てたときにはびっくりしたね。

 

駆けつけた隊員たちは相変わらずのノリで緊張感があるんだかないんだか。見ていてホッとする。恩着せがましい曹長にツッコミ入れるイケメン、責めるジュモクさん、この突出した推理も韓国ドラマの影響なのね…えみちゃんを疑うも、キャラの癖が強くても害がない人だと理解しているジョンヒョクさんはその線は消しちゃう。その代わりに真犯人を閃くあたりがコナンくんより鋭い。コンビニでのお金の使い方で犯罪の匂いを嗅ぎ取りそうだ!

呼びつけられたダンさんとの会話がもはや婚約している間柄のもんじゃない…

営倉に閉じ込めて結婚式まで出さないとかそんなことでは幸せになれないと本人も気づいているんだろうけどな。ここでは悪役だけどダンさんも気の毒なの。

 

そしてここで時計が登場。ウピルくんGJ。こうなると殺された兄の怨念だね(もっときれいな表現を使いたい)。よく出来たシナリオなんだよ。いい時計をプレゼントされるお兄さんがその手で耳野郎さんを助けて、物の価値がわかるセリちゃんが質流れを手に入れて窮地に陥って失ったものをウピルくんが拾って父の耳野郎さんに預ける。点と点と点を線でつなげるのがうまい。きれい。

そして隊員たちはジョンヒョクさんの作戦により権力を利用することに。権力者に極端に弱そうなお国柄っぽくはある…断言はしないけど。

例えがさすが詩人なのよね、曹長。キャラのイメージのブレなさは今後も注目したいところ。まず総政治局長の息子であるという事実を疑うあたりが曹長っぽい。誰のことに対してもちょっと下に見がちというか、基本失礼というか。他の3人は信じたしジュモクさんは得心がいったような表情なのに一人だけ笑う。

北のお姉様方にすぐに伝わって納得されるんだけど「革命的」って褒め方。広い肩に説得力を感じるところとか感性が可笑しい。でもオバチャンってそういうところがある。

そこからの大佐とヨンエさんのやりとりが回りくどくて面白い。水戸黄門で印籠を掲げたみたいな展開。

 

まさかの実家での監禁とはね。私はびっくりさせてくれる作品が大好きですが、これでますます好きになりました。

いきなりのアボジとの面談、どこかわかるか、と聞かれて「お父さんですよね」は鋭かったけどダンさんのお父さんと勘違いしたとこ一気にコメディに入りましたね。そっくりって。

さすが大企業のCEOだから偉い人に向かってよどみなくプレゼンができるのよね。

アボジからしたら可愛いかわいい可愛すぎる息子を騙した危険な存在でセリちゃんの言うことを悪く受け取ろうとするのにセリちゃんがジョンヒョクさんを一生懸命庇うから調子も狂うし緊迫感がうすれてコミカルな展開になってしまう。視聴者は誰のお父さんか分かっているから生温かく見守ってしまうわね。

相手がダンさんの身内だと思っているから自分の一方的な想いだけだとか言っちゃう。でも家のものから権力を持っていると看破しちゃう、バレてキョドる父。父の反応ちょいちょい可笑しいから注目。

ジョンヒョクさんが権力者の息子だっていうのを病院で聞き取れてなかったんだろうな…彼が権力者の息子だと分かっていないから当て込んでないのを口にするのもポイントが高かったんじゃないかな。そのために近づいた悪い女性と思われるのを回避したの。でも連行されるという。可笑しい。

 

ジョンヒョクさんの身を心配するセリちゃんにお母さんが軟化してジョンヒョクさんの部屋に案内し、そこで現れるのが狭すぎるベッド…じゃなかったあのピアノ。

本棚で人を察するセリちゃん、本当に出来る子を惜しみなく発揮するよね。

軍人がおっかないことを言い出してアボジもやぶさかでない感じがさすが独裁国家の軍属って感じがする。誘拐監禁行為をさらっとやってのけるとかもね。

彼氏の実家にうっかりご厄介になり、いない間に子供の頃のアルバムを見ちゃうの美味しい美味しい。さっきまで誘拐だ監禁だと剣呑な状況だったのに。なにこの微笑ましい展開。

「ピアノを弾くときが一番楽しい。僕は世界的なピアニストになる」

たまらん。可愛い。出番がなくても可愛いってなにジョンヒョクさん。

あのピアノに触れるセリちゃんが奏でるのはもちろんあの曲。一方そのころジョンヒョクさんは居ても立ってもいられない感じでした。でもそんな悩ましい姿も絵になるのよ…(北のお姉様方みたいになってきているわたし

 

ここからの大佐とその仲間のでっかい手のひら返しが面白い。ジョンヒョクさんがチョをグーで殴っているのを私も見たけどパーだったって、どんな学級会だそれ。

それにしても顔がちっさいジョンヒョクさん。

釈放されたら権力者へのお願い事何回目かをしてとっとと実家へ。

すごく美味しそうなラーメン。ジョンヒョクさんの人としての温かさを褒めるセリちゃんにほだされる母。ここ泣けるの。誰にも心をひらいてなかったかもしれないけどジョンヒョクさんは誰にでもずっと親切だったよ。お母さん嬉しそう。

セリちゃんの態度はちょっと大きいけど母的には満点だったろうな。計算なく身を引いて守ろうとしているのも察することが出来た。

「彼女を守れないと僕の人生は地獄になります」

息子の幸せを優先する母がブチ切れる瞬間よ。

 

たまんねえ…なにも言えねえ…いまわたし北島康介選手になった。なーりーまーしーた!

凄まじく満足した瞬間でした。この台詞がセリちゃんに届いたことが。居ないところで言ってもね、仕方ないもん。

ここから二人の世界よね。超あまあ。あまりの二人の世界っぷりに「はわわわ」ってなる父。絶対はわわわて言ってるあの口。

そのあと父に対して拗ねる息子の表情になってるのやばいよね。いくつだジョンヒョクさん。ふだんめっちゃ軍人なのにどうした。しかも最初の保護した理由がここで明らかになるんですけど、そりゃあ最初から好きになってたのね。好みのタイプだしね…

 

クさんとダンさんがホテルのバーカウンターで出くわしたのは偶然なんだろうけど。

ダンさんとジョンヒョクさんの馴れ初めを聞かされるんだけどここでもモッテモテのジョンヒョクさんほんまモテに死角なし…

好奇心で調べたんだけどチャイコフスキー国際コンクールの現在の賞金は1200万円だそうです。そらあお兄さんにいい時計の一つやふたつプレゼントするわ。ダンさんはずっこけても取り澄ましているよね。取り澄ましているという表現がピッタリの佇まい。近所の犬より扱いが悪くて衝撃を受けるダンさん。あれはねえ、思春期特有の自意識過剰だねえ…よくあるんだよ…

強いお酒を煽るダンさんを止めるけど時既に遅し、ダンさんの強烈な酒癖が開花します。酒癖の悪い人が好きって面白い性癖。悪態をつく女性が僕のタイプってセリちゃんのことを好きなだけある。酒癖が悪いと言うかちょっとえみちゃんとダブる。ダンさんの中の人が酔っぱらい演技がうまい。送っていったことでえみちゃんに存在を認識されるもとっとと逃げたのは正解。ひょろつくのがうまい。ここでかかってきた電話からのクさんのパートが好きなのでまたそのときに。

 

さて、重要なシーンが来ました!音楽をやっている人には誰彼なく聞いてきたのがいい伏線になっている。ちっとも強引じゃない。成り行きに任せたらとんでもない奇跡が起こった感じ。

旋律を聴いた瞬間から表情が変わっていくのに見入ってしまう。ここ最高にロマンティックよね!!このドラマは記憶喪失は起こらないけど大事な記憶の補完と共有が奇跡的に起こるところがたまらない。

死にかけていた心を慰めてくれた旋律を奏でていたのが好きになった人だったなんてな。なんて美しいんだろう。

いまだったら街角ピアノでも内容がよかったら動画に録られてすぐYouTubeに挙げられるけどそういう現象は起こらなかったんやな…というガチリアルなことは置いておいて。

 

でも話の余韻を引きずることなくジョンヒョクさんは大事な話をしちゃう。私が心臓持っていかれるわこんなん。こんなに結ばれるべきな雰囲気があるのに暗にお別れになってしまう話を切り出されるとか。辛いわ。

 

それにしてもアボジ関口宏に似てるなあ…他所の国の言葉を喋っていることに違和感を感じるくらいに。チョのやつは軍事部長と一緒に追い込んだと確信しているだろうけどさ、こういうみっともない失敗も何度目よ。

そして第5中隊の仲間たちは緊急交代で前哨地へ。困惑する曹長とジュモクさんをよそに落ち着いているイケメン。事情を唯一イケメンが知っていたの一人だけ信頼されていたのひどい。

そしてセリちゃんはチョの捜索をよそに鮮やかに前哨地入りしていたのでした。

チョは本当に理性を失っているなあ…

 

ここから夢のようにあたたかくて美しいお別れのシーンへ。隊員たちもちょっと切ない。

各隊員がそれぞれ可愛いことを言うんだけどウンドンくんがいちばん直接的。お母さんに会えるのを羨ましがるところが素直で甘えん坊でとてもよろしい。第5中隊では末っ子だけど、実家ではお兄ちゃんなのよね。

本当にすっかり隊員と仲良くなって。私も親しみが溢れている感じです。彼らはこの作品で居なくてはならない人たち。

 

セリちゃんのママとの確執と複雑な関係が描写されるんだけど、ママは失踪後ずっとセリちゃんの味方だったのを視聴者は知っているのでこちらのすれ違いにやきもきするようになりますよね。男女関係はやきもきするよりこれからさらに何を見せてくれるねん、ってなるけど…

自分の息子がおバカで頼りにならず、よりによって婚外子が頭角を現すもんだからそりゃあ苛立つところもあるでしょう。セリちゃんのことを憎からず思っているだけに余計腹が立つのかも。

ママの写真をそっと撮ったセリちゃんがとてもいじらしい。

 

お別れのときがきてお互い探り探り未来の話をするもどかしさよ。もう隊長軽く泣いちゃってるもん。

「男に会ってもいいし何事もなかったように過ごしてもいい ただし孤独になるな」

「景色のいい場所に行って消えようなんて思うな」

「僕がいるから」

「そばにいなくても君が寂しくないようにいつも思っている」

「いつも幸せでいてくれ それが僕の願いだ」

こんな思慮に溢れた言葉が出る人とずっと一緒に居られないなんてなんでやねんって思いませんか。なんで分断しちゃってんの朝鮮半島ってマジで思った。

二人きりの道中がとても切ないのだけど、それを本来ならスムーズにできるはずがジョンヒョクさんがわざと延ばしていると隊員たちは察します。本当になんでもできるんだなジョンヒョクさん。

方向音痴のふりをするジョンヒョクさんが切ない。なんて目をするの。ここの眼差しすごいからな…もうセリちゃんを見ている眼差しだけで泣ける。いまわたしボロッボロに泣いている。お婿も見るの2回めだけど嗚咽を漏らしております。

察して「ああ…」と息を漏らす隊員たち。さすがにジョンヒョクさんの気持ちには気づくわね。

自分が空から落ちてきたことを「降臨」って行っちゃう不遜さをこういうときにも失わないけど場を和ませる人だよ、セリちゃん。

話数がまだかなりあるからこうやってお別れしても何かが起こるんだろうなって察するけどこれ韓国でリアタイしていたら相当しんどかっただろうなあ…もう私が離れたくなくて泣くもん。2周めでも辛い。

つい追いかけて軍事境界線を踏み越えちゃうのすごいシーンなんだと思うんですよ。

ああもう美しい。

(ここの「一歩ぐらいはいいだろう」の台詞、ジョンヒョクさんが南の言葉を使っているという指摘を見ました。徐々にジョンヒョクさんが南の言葉を使うようになり、セリちゃんが北の言葉が混ざってくると。なにそれ、なにそれ…現地の言葉が分かったら更に萌えるってこと!?)

そこから本棚の仕掛けのシーンに映るんだけどこういう可愛いことをセリちゃんがやっちゃう。ここも重要なシーンだからなあ。ささやかで幸せな感じ。それを見て意欲的な表情のジョンヒョクさん。(これからセリちゃんを逃がすくだりっぽい)

で、これからやっちゃうことがすごいからな…

 

9話は本当に内容が濃かった。一気に畳み掛けた感じ。これまでどうやっても北朝鮮から脱出できなかったのに誘拐から捜索、そして本国へ脱出までできちゃうんだもの。時間の余裕があるとはいえこのテンポはすごいですよ。