夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

#愛の不時着 2周め 6話感想 答え合わせみたいなネタバレあり

セリちゃんがク・スンジュンさんに手を引かれてエレベーターに乗ったところを止めに入ったジョンヒョクさん、二人の再会を許してしまった一瞬の隙を生んだ原因はーーーー!

韓流ラブストーリー完全ガイド 深愛号 (COSMIC MOOK)

韓流ラブストーリー完全ガイド 深愛号 (COSMIC MOOK)

  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: ムック
 

この雑誌ってサブタイトルがすごいね…

 

 そっけない態度で一緒に写真を撮るのを断ったのにこっそりセリちゃんの写真を欲しがったためでした!何この人!面倒くさい(好き)!

5枚で十分ですよ、ってブレードランナーのうどんみたいな扱いを受けるせりちゃんの証明写真を欲しがったジョンヒョクさん、自分の記念は欲しかったのか…思春期みたいなことをするのね。

ボディガードと紹介されて気分を害するも、言うこととは裏腹にセリちゃんをあからさまに守っているのでそこを見透かして悪い気がしないセリちゃん。こういうところでセリちゃんは鈍感じゃないところが好きです。なんかよくあるじゃないですか、鈍感ヒロインがどれだけ大事にされても気づかないの。あれねえ、良くない。ちゃんと相手の好意には気づかないと。

そのへんセリちゃんは過剰に気づく自意識の高さ、自分のことがわかっている感じ、利発なお嬢様って感じでよい。

絶対セリちゃんに触らせようとしない意思の強さ、動きの機敏さが見ていて気持ちいいよね…

 

クさんとの関係を話すために家族との不仲を説明したセリちゃんを性格が悪いと指摘したのは、私にも刺さる一言でした。ジョンヒョクさんが愛されて育ったのがわかるのと対比的。同じ財力があってもジョンヒョクさんとダンさんの家族関係とセリちゃんの家族関係はすごく違う。ギスギスしてる。そこには愛情の問題もあるんだろうけど、ビジネスライクの歪んだ関係性とただ家族ってだけで能があるわけでもないのに出来ないことを要求されるプレッシャーで起こる摩擦なんだろうな。セリちゃんのお父さんがまず人としてどうかと思うような人物として描写されているし。子どもへのお金の懸け方もジョンヒョクさんとダンさんのほうが豊かに見える。財力的な問題じゃなくて、お金の使いみち。

 

ところでホテルの部屋に入ったジョンヒョクさん、天井が低く見えるほど背が高くてさっぱりしたスーツ姿がとても魅力的(難しいことを考える集中力が続かない私であった…)

セリちゃんちょいちょい自意識が図々しくて本当に美人だからアリだけど言ってることは大阪のおばはんやなーって笑っていたらジョンヒョクさんに雑にあしらわれていて可笑しい。

そこからのクさんとの再会を運命、自分との再会は偶然扱いされ、ムカついたジョンヒョクさんの偶然と運命のマウンティングが始まるんですがこの人もちょっとおかしくなるよね。そこでセリちゃんが恥じらうことなくドヤ顔で受け入れるこのやりとりがいい。

 

ダンさんから本妻の圧を受けたおふたり。ジョンヒョクさんは特にひどい圧になすがままになっちゃうんだけどあとの食事会(えみちゃんのメイクがすごかった…いま私が大好きな松蔭寺さんみたいだった…そして自分でもすごいことを肯定していたの好き。後ろを歩くダンさんが他人のふりをしてる感じもいい)でもなすがままというか、テンション低すぎというかなににも頓着せず関心もない感じがこれじゃあダンさんも意固地になるわなーと思ったり。迎えに来た叔父さんの何気ない台詞がすべてを表していて、それに気づくのもダンさんだけ。縁談が確実になって嬉しい人の名前を挙げた中にジョンヒョクさんだけいなかったのよね。叔父さんは無意識にジョンヒョクさんがこの縁談をなんとも思っていない、ダンさんに関心がないのを前からダンちゃんの前で口にしていて面白い。そうであることに頓着していないあたりに、叔父さんの結婚観も見えてくる。それにしても好人物なのよね、叔父さん。エレベーターでジョンヒョクさんとダンさんと喋っているときに凄まじい地雷を踏んだところとかすごく面白かった。

日めくり 毎日ぺこぱ ([実用品])

日めくり 毎日ぺこぱ ([実用品])

  • 作者:ぺこぱ
  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: カレンダー
 

 松陰寺さんのほうが薄かった…

 

えみちゃんの松蔭寺メイクの前でナチュラルメイクのジョンヒョクさんのお母さんが美人。どこまでも結婚を焦らせないお母さんはジョンヒョクさんの気持ちを察しているんだろうなあ。

気の強いお嬢様同士の言葉によるキャットファイトでセリちゃんのほうが軽く負けているのはやっぱり本妻の圧のせいだろうか…本妻って強いよね…下唇噛んじゃう私が。

さよなら髪でも似合うけど昭和の感じが漂うのは否めない。ダンさんはいつもサイドをキレイな髪留めで留めているのがお嬢様らしくて好きです。

 

食事会から開放されたジョンヒョクさんはすぐにセリちゃんのデートを追いかけますが、平壌の街を楽しそうに喋りながら歩くセリちゃんを見る目がなんだか切ない。そしてカメラワーク的に映っているもの=ジョンヒョクさんの視界なんだろうけどクさんが完璧に見切れているのが可笑しい。見失うと明らかに焦るの。見つけたときも軽くおこで見えるところへいろと。ヒーローじゃあるまいしと言うと「あまり負けた記憶がない」ってこういう人身近にいるわー負けたことがない人。セリちゃんの見えないところで自分のやり場のない気持ちをなにか処理しているのか困惑気味の痛々しい表情になっていますが、さっきの食事会と違ってよく喋るしよく顔の筋肉も動いているのよね。ビールでも飲んで帰りたいと言われたときの僅かな微笑み、見ましたか?私は見逃しませんでしたよ。

 

韓国も北朝鮮も鶏肉が美味しそう…実際鶏料理がおいしいのよね、慶州で食べた参鶏湯が美味しかったなあ…

ダンさんとのやり取りで相当なストレスを感じたセリちゃんがビールを煽り、もうすぐ帰ることを感慨深いと口にすると表情がやや固くなるジョンヒョクさん。

北朝鮮あるあるの停電から対処の早いロマンティックなキャンドルサービス、そこから初雪の話。韓国はロマンティックでインフラが困る風習があるんですね。

恋が芽生えたらマズいとセリちゃんが言ったのに同意すると気分を害する軽い情緒不安定さがまさに恋してる感じ。鶏食べてない。

ふたりとも牽制しあっているけれど、どちらかがなびけばもろともって感じの危うい空気がずーっと漂っているのをお互いが察していてセリちゃんは混乱し、ジョンヒョクさんはとにかく全部を抑制しているのよね。

 

様々な暗躍のあとで元の村に戻ってるセリちゃんが女子会をやっているんだけど、ここでの人民班長さんの正直な指摘、セリちゃんの気の強さ、性格の悪さ、人とうまくやっていけないところをぶっちゃけるところがすごく気持ちいいんだけど私に刺さる。笑いながら否定するとかうちのおばあちゃんみたいだし私もそれを受け継いでいるような気がする。セリちゃんの人からムカつかれるところは私に刺さる。

 

隊員たちと食事を摂るシーンはどれを見ても好きなんですが、ラーメンのでっかい鍋を囲むところとか本当に仲間っぽくて好きだしそれぞれの表情を見たくて目を離さないです。

サンタを盗賊だと思っちゃうとこ可愛い。ジョンヒョクさんがお父さんって感じがすごくする。いつだってみんなのお父さん…

ブツブツ言ってる曹長さんが一番張り切るの。

曹長さんの詩がひどいんだけど優しさもあってその合間にセリちゃんがツッコミいれるのがよかった。しんみりする中の清涼剤。そして素直なウンドンさんがやっぱり可愛い。

セリちゃんの歌が叙情感と名残惜しさを感じさせられます。今度は見送るだけってことになるのが緩急がついてるし先を知らなかったらびっくりするんだけどね。

全部忘れろというジョンヒョクさんに悉く自分のことは顧みてない感じがします。セリちゃんの幸せと健康のことだけを願うの。自分の欲をまるで出さないの、誤解を生みやすいひとかもしれないけどわかる視聴者は好きになるやん…

握手じゃなくて抱きしめてと言うセリちゃんはこれが終わりだから割と惜しみなく好意を表現しているのよね。そういう切ないやり取りをじーーーーーーーくり聞いている私の顔は耳野郎さんと同じでした。いや、あんなに苦悩してないか。

 

イケメンが運転手役なのがやっぱり安心して任せられるのがイケメンだと思われている感じもあるけど曹長にやらすとコメディになったりしかねんからだろうな…あとの二人は若干頼りない。ウンドンくんをまず守らなくてはいけなくなる。頼りになる立ち位置、それがイケメン。

そしてね、もしかしてそうなのかもと思ったら舘ひろしよりも重装備で現れるジョンヒョクさん(昭和平成の合間をテレビを見て育った子はでかいバイクで銃撃=舘ひろしというイメージがあるんですよ)、期待通りに単身で大活躍。用心深い性格だから念には念を入れたんだろうけどチョのやつがセリちゃんを疑っていたりいろいろ察するところもあったんだろうな。

チョはこの物語になくてはならないんだけど毎度ウザい…ので、2周めは基本飛ばしてます。

 

恋愛ものとは思えない凄まじいカーアクション(でも2台くらいだから予算少なめ)と爆発。さすが韓国…うかつに出ちゃいけなかったんじゃないかなあってなんとなく思うんだけど、絵にはなる。で、まず怪我を心配するの。そういうところなのよジョンヒョクさん。あー心が美男 

ジョンヒョクさんが銃で撃たれた後セリちゃんの体に顔を埋めて気を失うところ、激痛で死ぬって顔じゃなくて静かに痛そうなのがリアルでうまいなと思うのです。大好きです。

 

バイクの整備改造もできるピアニストってすげえ。準備に余念がなく本気度を感じさせます。

最後のモノローグがおそらく日本でいま視聴者が言われたい言葉の上から5番目までに入るんじゃ…こんな絶体絶命みたいなことにはならんだろうけどな。

 

後半の展開を知らずにいるとこんなに何度も帰れないアクシデントが起こると帰る帰る詐欺やでと思いつつもまいどすごい展開になるので期待しかなかったですよね。