夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

#愛の不時着 2周め 1〜4話感想 答え合わせみたいなネタバレあり

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愛の不時着 オリジナル・サウンドトラック

愛の不時着 オリジナル・サウンドトラック

  • 発売日: 2020/04/29
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 1話はセリちゃんとその家族や仕事に関してが多めにクローズアップされているので大体のところは省くけど、出会いのシーン(セリちゃんが樹上でぶら下がっていてジョンヒョクさんが銃を構える)もCパートがかなり効いていて要注目。2周めだとさらに注目してる。おしゃべりでころころ表情が変わるセリちゃんに既に惹きつけられているのよあの目をみた??

状況はおかしいけどそこが一瞬どうでもよくなって警戒を解いてしまうくらい「かわいいなあ」くらい思ってそうな顔してたよね!しかも銃の安全装置を戻してた!

そこからのやりとりが非常にコミカルでにぎやかでけたたましいセリちゃんに振り回されてうっかり地雷を踏むジョンヒョクさん、ふらつくもしっかりキープできる体幹でよかったね、フォローに回るイケメンとのやりとりもコントのようで面白かったな。ふたりとも真面目で堅物キャラなだけに。

うっかり北朝鮮の集落に来てしまったその異世界ぶりの描写がちょっと怖かったんだけど、入り込んで見れば、生活習慣は違うけれど人の温かさは同じ、オバチャンはだいたいどの国もあんなもんだってのが丁寧に描写されていくことに美化じゃなく優しさを感じております。

節子みたいな浮浪児がいる世界だけど、彼らも後々ジョンヒョクさんの優しさが影響する描写もあるからな…

 

2話でジョンヒョクさんの素性がはっきりし、セリちゃんの窮地を少女漫画的に救うあたりから私がトゥクン…しちゃうけれど美男美女だから許される展開だよなとも思う。家で見つけてしまったときのモノローグは「殺すか?」って重要でヤバい選択をしてたけど、後々には自分の目の黒いうちは死なせないくらいになるからな…それ知ってるから結構ギリギリの選択をしていたことにちょっと感心してたり(ご飯ない?って要求するのに反応して「殺すか」って返しがひどくて可笑しいのだけど)。でも自分以外なら殺してしまうから隠そうって選択をしたのよね。ということが後々わかるという…

そこから隊員の弱みを掴む、味方に抱き込むセリちゃんと隊員たちの関係が始まっていくんだけどびっくりするほどいい子たちなのよね。この人達に出会えたのは私にとってすごい影響を与えていくと思う。他の創作物にふれるときであっても、関係性の深さとかで秤にかけるケースになりそう。すごくいい子たちなんだけど、彼らを大事にまとめていた隊長が優しいから彼らもついてくるんだなーってやっぱり隊長がすごいって話になっちゃう。ウンドンさんが自分のおかずを分けてあげるところから彼の親切が始まるんだけど、ウンドンさんは末っ子として後々他の隊員たちから分けてもらう子になります。まだ隊に加入したばかりでセリちゃんのこともあってだんだん大事にしてもらう関係性の成長も見返していると分かってくる。

本がいっぱいある人ってそれだけで魅力的なんだけど本棚をチェックしていてセリちゃんが見つけたスイス時代のジョンヒョクさんの姿を「どこかで見たことがある」と言ったのも重要だった。Cパートへの布石というか、今後への大事な布石と言いましょうか。

 

婚約者という嘘をついちゃうところでまた「これなんかの少女漫画で見たけどときめくわー」と思うのであった。喧嘩もするけどだいたいセリちゃんの言うことを聞くし無視はしないのもね。潜在的には惚れてるのよね。麺を打つところから始めて食事をさせるのもすげーわ。毒味しろって暗にいわれてそれに気づいてもそこまで意に介さないのもすげーわ。人の器を学べるわ。基本尽くす人なのよね…

ここのCパートで実はセリちゃんが辛くて重たいものを抱えていて、死ぬためにスイスに行ったことがわかるんだけど、不時着の重要なキーアイテムのパラグライダーに見入っているとなりに…なぜジョンヒョクさんがいるんだって1周目でびっくりして2周めで「二人が把握してない瞬間がまだあったんかーい」って思ったりね。スイス時代のジョンヒョクさんはお兄さんが亡くなる前だから当たりが柔らかい感じがするし天然朴訥なほうが勝ってる感じ。

 

3話。婚約者と嘘をついてその場を凌いで自分の家の敷地の中に入り、誰も見ていないのを確認したら肩を抱いていたのを引き剥がすんだけど、最初から左手はセリちゃんの肩を抱いていなかったジョンヒョクさんのセリちゃんへの扱いというか、妙齢の女性への節度ある(?)態度が面白いな。おうちで落ち着かせるために飲み物を与え、まず無事を確認するの。もう落としにかかってるよね(たぶんちがいます

韓流ドラマ好きのジュモクさんが2話からずっと外堀を埋めていっているんだけど王道中の王道、窮地を凌ぐためのキスとかマジでやっちゃう。というか窮地に陥ったところで私も読めてしまって一時停止してニヤついてしまったよ1周目で。夢のような展開だけど私は隊長の小さな後頭部がもう、たまらなく好みなのでずっと見入ってしまった。

 

婚約者としてごまかした、って話を聞いてジュモクさんが「フラグじゃん!王道じゃん!」とばかりにフラグを立てていくのが鮮やかで私はニヤニヤがとまりません。

ちょっとしたシーンが一つ一つ輝いて見えるのも1周目を見たからなんですが、トマトに10の言葉をかけるときの隊長が最高に可愛く、言葉の一つ一つに誤解する耳野郎さんが面白かった。

Jaguarを普通の車と流すセリちゃんにガチなお嬢様力を見たり。可愛い服をよく着ていてそれについては特に説明がないけどこれも隊長が買って与えているんだろうなあと思うとキュンとしますね…着こなすのはセリちゃんだけど、似合う服を選べるのが既に開花してる彼氏力…ブラはでかかったけどな。

清太と節子のくだりで盗聴していた耳野郎さんが感動しているの素敵よね。

表彰式のやりとりは全部が面白かったし末っ子とジュモクさんが可愛く、イケメンがクールで曹長はもうね、大泉洋ちゃんを思い出しましたね。イケメンが少し経ってセリちゃんを「人を見る目がある」と褒めていたところが好きです。都度曹長よりは分かりづらい程度に期待を膨らませ、自分が表彰されないとむくれる、賞品に対しての部下たちの態度に優しく微笑む隊長の伝わる人(視聴者)にしか伝わらない百面相がよかったです。

Jaguarや船の中で北と南の隔絶ぶり、先祖はお互い北と南が逆だったとわかるところとか韓国と北朝鮮の複雑な関係が浮き彫りに。なんでこうなのかなあ…

 って思っていたらクライマックスにかならず訪れるピンチ。

船倉でのシーンでキャッキャ言うてからのトマトのシーンでこれも私には素敵な思い出になるのです。「僕だけを見て」って台詞が好き。

10のキーワードでピアノ、と行ったときの表情としゃがんで体を揺らすところが寂しげなのに可愛かったな。言葉がどれも詩的で、三毛猫とかあるのが私には嬉しい。これに対して後々セリちゃんも10語言うんだけどあれ、ひどかったな…さすがセリちゃんだった。

 

4話。キスしたことで痴話喧嘩になり、キスだポッポだ(韓国語でチューがポッポって可愛い)大騒ぎしてからのこっそりパラグライダーで帰ろうとしてまた見つけ出すジョンヒョクさん。

これ二人をパラグライダーで飛ばしたいだけの感じもしたし、髪がなびかない変なシーンになっちゃったけどあれも吊り橋効果って感じがする。出会いがそもそも吊橋だったしな…ダンさんもいたけど。

キスしてその場をやり過ごす際のセリちゃんのニタァと笑った表情と私もだいたいおんなじ顔をしていました。ああいうところで戸惑わない、場馴れしている感じがあるセリちゃんが好きです。

コーヒーを用意しようとして市場で手配するシーン。あの時点でコーヒーを飲ませたいと思ってるんですよ。来週はソウルのカフェでコーヒーを飲めると約束しろみたいな話をしたから、慰めたかったのかな。そして耳野郎さんの財布がかっぱらわれたのを奪い返すのがジョンヒョクさんというのも、2周めになると胸が熱くなる展開。お兄さんからプレゼントされた良い財布を盗まれたら今度は弟が取り返す。これも重要なエピソードだったんだな。あの追いかけるときの身のこなしかっこよかった…

 

セリちゃんが隊長の昇進のためにお姉様方と距離を縮めるのを知ったジョンヒョクさんが自分にも権力がないわけではないと言ってしまうのが可愛いと思いませんか。自分のためには絶対使う予定がない権力を匂わせてしまうの。自分の昇進のために働きかけているということを知って満更でもないほくそ笑み方をする隊長を見てどう思いましたか。私はこの人無口で生真面目なようで面白いな!と思いましたよ。可愛いというか面白い人だよ!

 

その夜自転車で通りかかったふりをして迎えに行っているあたりから隊長の可愛らしさが全開よね。美男がそういうことやっちゃう、長い足でバタバタと自転車を止めるのが可愛くて可愛くて何回も見てしまった。自転車もセリちゃんを載せようと思って座面を用意しているのよね。口ではいろいろ壁を作ったり突き放したりしているけれど、婚約者だと嘘をついてその場を凌いだときも怪我をしてないか心配したり(そのときの表情がまた…セリちゃんもときめくわあんな目で見られたら)船で帰そうとするときもそこで見送ればいいのに同乗しちゃうしで、行動に本能的な思いがだだ漏れなのがもう…!もう!!

貝プルコギのくだりでもこっそり優しい笑顔でセリちゃんの表情を伺っていて、気づかれそうになったら反らしてセリちゃんががっかりそうな顔をするくだりが、まだまだの関係の二人を思うと胸が切なくなる。もうめちゃめちゃ惹かれ合ってるやんおふたり。

このときのわちゃわちゃした雰囲気がすごく楽しいんだけど、耳野郎さんがそれを聞いていて答えを出したり足踏みしているのがね、彼は既にあの仲間の中に入っていたようなものだった。ちょっと寂しいシーンだけど温かみも感じました。

コーヒーもまさかの焙煎から始めて二日酔い冷ましに振る舞うのだけど、一つひとつの作業を丁寧に行う様子を長尺で見せてくれるの感謝しかない…料理をするすがたが美しい。というかさ、ベッドへ運んだのも隊長じゃん?もう…

そこからの感謝の指ハート。セリちゃんの表情のいじらしさに注目。覚えておいてくださいね。

そして指ハートの意味をジュモクさんに教えてもらう隊長。台詞がないのに回想シーンと表情でなにを思うかが大体わかるのすごいな。で、訳知り顔の曹長さんをふつーに失礼にあしらうジュモクさん、オタクにはそういうところがある…

そして婚約者がいる、というのを表情で知らせる、それを理解する隊員たちの空気感が好きです。

そこからざーっとえみちゃんとダンさんのやりとり、次男夫婦の嫌ったらしい暗躍などをみたあとでク・スンジュンさんのクレー射撃のシーンが!こんなんあったんやな。見逃してた。これとても重要な伏線なんだよねえ…悲しくなっちゃう。チャラチャラしてるクさん、まだまだ嫌なヤツっぽさが出てる。

そこからのダンさんとクさんの運命の出会いよ。彼らは彼らで出くわし方、出会い方、見つけ方が運命的なのよね。

 

市場ではぐれたセリちゃんのために駆け出す隊長を見てキュンとするお姉様方に私も同意です。こういうドキドキ要員もいるドラマはいい。

セリちゃんはここで海に置き去りにされたトラウマがよぎるんだけど何が起こったのか明かされるのはまだまだ先。セリちゃんが落ちるのを救った明かりを灯したのがジョンヒョクさんなの夢のように美しい。でかいから目立つのよね。ここでほほえみ合って見つめ合うの。もう落ちてるじゃんお二人。

そしてCパートがスイスの吊橋の上で死のうとするセリちゃんを助ける瞬間をちょっと伺いながらダンさんの相手をしているのが2周めではわかってしまう…「彼女には惜しい」を聞き取られていたの恥ずかしくねえか、セリちゃん。なんていいタイミング…

 

徐々に惹かれ合ってるというか最初から好きだからついつい距離を詰める行動をとってしまうのって素敵ですよね…たまんねえ…

だって隊長がやったこと、他にも選択肢があったと思うんですよ。具体的には思いつかないけれど。親戚とも言えたし。無理にキスすることもなかったもんね。

 

たまんねえなあ…