みうらじゅんも見た!ということで私と親友(共にみうらじゅんが大好き)がざわついたやつ。
児童向け小説も子供の頃に読んではいたけど割と早く卒業したので独特の、子供が作品で重要な立ち位置にいて大人に混じって活躍してる作風を懐かしいと思いながら始まって10分くらいでお婿がボロッボロに泣き出して温泉は神様からもらったものでどんな客も拒まないとか、普通という曖昧な基準で人を判断するなとかそういうハッとするセリフで「これが多くの大人のファンを掴んだ理由か…!」と納得しつつも所々で嗚咽を漏らすお婿、グローリー水領様がイケメンすぎる、秋から涙が止まらないお婿
泣きすぎじゃ!!!!
キャラデザが今風でもないし子供向けの作品が興味がないのでここまで評判にならなかったら見なかったと思うのだけど、これお子さんにたくさん見てほしいですね。すごく丁寧に作られていて、最後あたりの神社のシーンでモブのおじさんのお手水のとり方までもちゃんとしている。
原作知らないとよくわからない設定とかあるけど(おっこちゃんが料理がうまい設定、美味しさを板前さんが認めるのすごいけどおっこちゃんがすごいんじゃなくて板前さんがピュアで魅力的だとも思うよ)
温泉旅館、親を失った状態の女の子の奮闘、人外のものの影響、湯婆婆の部屋みたいな部屋にえらく可愛い湯婆婆がおるでってことで千と千尋の神隠しを連想してしまいがちだけど、こちらは人を拒まないからな。みんなの好きな優しい世界やで。
おっこちゃんはちゃんとしつけられながら大人のルールを守って頑張ってるから優しい世界にいられるのかもしれないな。みんなの好きな優しい世界な。私は好きなのかどうか自分でもわからんが、子供と動物が可哀想な作品は苦手だからこれはそんなところがあまりなくてよかった。
つーか、子供の頃に見たかったな!すごくすんなり受け入れたかったです。