夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

今週の #まんぷく (第22週目)

 あっちゅーまに11年が経ってしまっていました。

 あの可愛かった源ちゃんと幸ちゃんが大人になり、生まれたばかりの大介が11歳のやんちゃな子に。源ちゃんより子供っぽく見えるけどあの頃の源ちゃんよりちょっと年上なのよね。

 

大好きな白薔薇の夫婦も続投でアキラの白髪が増えたりしのぶの髪型が変わったり、アキラのポージングがウルトラマンになったりと経年の変化の表現があの頃の調子のいいおじさんあるある。(私はあのころは流石に生まれていません)

 

そして注目の「よしのちゃんの結婚」は、岡さんのほうに軍配が上がりました…火曜まで引っ張られたの可笑しかった。

森本さんのほうを応援していたのでこれは…まあいいか、森本さんもご家庭を築いて幸せそうだし。

 

肝心の立花家では事業が成功を収めているものの、袋麺業界は頭打ちという状況で新しいアイディアを求めるなか、源ちゃんがまんぷく食品に入社しても温度は低めで家に仕事の話を持ち込みたくないとか明るいうちに帰るとかいまのはたらく人の理想を体現している感じ。そこを持ち前の発想力と勢いと、エンジンが掛かったら周りが見えなくなるマッドサイエンティスト萬平さんとでほんのり軋轢が見える中で間に立ったふくちゃんがマジで50代オーバーに見えるすごい立ち方、姿勢で華麗に二人を鼓舞し、鈴さんは美しい80代になりながらもなーんも変わっとらん、相変わらずでなにより、という感じ。そして世良さんもなーんも変わっとらんが、新開発に向けたものに対する感触の変わらなさにむしろ安心したり。真一さんも、萬平さんの暴走の舵をうまく取れる人として良い存在感。あれからキレるようなことはなかったんでしょうね…だといいな。

 

 見ていたら食べたくなるよねえ…今朝、食べました。1週間食べたかったのを我慢していたのですごく美味しかった…

日清 カップヌードル 77g×20個

日清 カップヌードル 77g×20個

 

 来週は幸ちゃんがアメリカン(中の人はイギリス系だけど)のレオナルドとどうなるか、と、忠彦さんとお弟子さんがわちゃわちゃしながらもカップヌードル開発が進んでいくんでしょうね。お弟子さんの髪の長さ、昔の流行りをある程度認識していてもついつい現代的な目線で「オネエなのかな」と思ってしまって。絵は真似しないと云ったものの姿はコスプレやん、ってところで今週は終わってしまったのでどう収まるんだろう?たぶん萬平さんと源ちゃんの親子関係とリンクしているのだと思うけど。

 

成長した源ちゃんは子供の頃の溌剌さはまーったくなくなり、気力の乏しいボンボンになってしまっているけれど、当時は学生運動とかいろいろあって、志が伴わず周りに流される形で学生運動をしていたような人が社会に出るとこんなんだったろうなあ、って感じがする。はしゃいだあとの脱力感というか。うちの父は少し年下だけどまさにそれ。幸ちゃんと違って浮ついた話がなさそうなのが更に現代っ子に見えるけれど、仕事に頑張れない人って昔から一定の数はいたのかもね。

というか、萬平さんと違って源ちゃんや神部くんの開発チームは開発にあたっての描写がほとんどなくて愚痴ったり萬平さんを賛美したり(これは主に神部くんだけど)するばっかだったので仕事できない印象が今週は残ってしまった。

そこをどう巻き返しを図り、発泡スチロールの容器を見つけるか(これまで萬平さんだったら若手の開発チームいらんがな)が気になるところです。