夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

今週の #まんぷく (第15週目)

ジャンプの前の大きな踏み込みだとわかっているけれど見る側はやきもきしてしんどい一週間だった…

 先週から問題になっていた忠彦さんのモチーフと萬平さんの万能調理器に肩入れしすぎの件、忠彦さんの方は元から忠彦さんに色気をまったく感じてない(むっつりかもしれんけど)ので忠彦さんの周りが騒ぐほど私は気にしていなかったんだけどやっぱり杞憂だった。色気を全く出さない要潤さんがすごいよな。実務的な顔していたもの。だから完全にコメディパートに盛り込まれていた事件ですが、たぶん鈴さんのいるところがコメディになるんだなとも思ったり。私がモデルになる波状攻撃のトドメが必ず鈴さんだったり。世良さんの明朝の皿からのカレーまでのコントも鈴さんが多少世良さんにキツイところとノリノリで女給さんをやっているところが可愛かった。

 

で、洒落にならないのが萬平さんなんだけど。世良さん、萬平さんの風向きが悪くなっても逃げなかったしむしろちょっとでも助けようという気があったのがよかった。他人事感は満載だけど長い間ラーメン食べた仲をやってきて踏み込まない距離感を学んだのか?ってつい世良さん贔屓なので世良さんに注目しがちだけど、マッドサイエンティスト萬平さんが自分の本領を発揮し、尻に火がついたら更に視野が狭まった感じになってからの、家族以外のすべてを失ったあとの清々しい笑顔が、本当に好きでやりたいことをやるこそが自分が主役の人生で、お金や豊かな暮らしより大事なのかもしれないなと思ったのでした。いつだってリセットは可能なのよ。ただ巻き込まれる家族の身にもなれ、とも思うけど。

としちゃんが親身になってくれているが、もともと織田島製作所の話を持っていったのはとしちゃんで、それが遠因というより近因で転落してしまったのも、織田島製作所の人たちも自分たちが原因で萬平さんが理事長職を退いたのも詳しいことがわかっていないでそこにあまり罪悪感もなくいるのがそのへんにもありそうなことだよな…誰かがあなたの悪意もなく何気なく行ったことで人生が変わっているという。

 

不穏な日々が谷底で終わったけれど(世良さんが大豆相場で転けるのかどうか今後私は心配だが)次回、漸くラーメンというキーワードが出てきて新展開。やっと、やっと、ラーメンです!楽しみ!