夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

獣になれない私たち 6話 感想

 ああいう子の飲み逃げ代を払っちゃーだめだ。プライドを思いやってあげてほしい!

第1話

第1話

 
ドラマ「獣になれない私たち」 オリジナル・サウンドトラック

ドラマ「獣になれない私たち」 オリジナル・サウンドトラック

 

 音楽が実はすごくいい…とくに晶さんの会社にいるときに流れたヴォーカル付きの曲がよかった。

 

今回は晶さんの問題なんぞ些末に感じる呉羽さんの事情を中心に動いたのと、さぶろーがよく出てきたのでそんなにモヤッとはしなかったけれど、晶さんと花井さんのやりとりはまったくすっきりせず、花井さん泣きかけるし(田中さんああいうとき泣くのずるいわあ好きだわあ)晶さんは松任谷さんの疑問をそのまま引きずって女の浮気はダメで男の浮気は甲斐性問題なども持ち込んで呉羽さんにぶつけるシーンはこれ共感持たれるだろうなーとは思った。

 

しかし本当に他所の男女の恋愛なんぞ本当にどうでもいいのですが、花井さんと晶さんのちゃんと話し合いのテーブルにつけないすれ違い具合は息詰まるというかヒリヒリするというか。呉羽さんと恒星さんの二人もはっきりはしていないし(呉羽さんが言いかけたのが気になる。橘カイジとどういう話になったんだ)、現実的に考えてもお互いが相手のことを100%理解できるわけがないし、事情もすべてつかめることはまずないけれど、とにかくドラマは「君たち、よく話し合いなさいよ」って案件が多いよなーと改めて思いました。

 

会社の問題は、最悪よね、監視カメラ。

昔コンビニでバイトしていてオーナー夫妻にめっちゃ監視されていて「あれ防犯目的じゃないよね」って言い合っていたけれどまさにあんな感じ。万引き見つけろよと何度思ったことか。

花井さんが社長がああだというのを初めて知ったあたりが、この二人は4年間どういう付き合いをしていたんだろ?って首をひねってしまったものだけど。鬼のようにメールを送ってくるのを恒星さんでもすぐに察したのに(そして既読にしてやるという意地悪をするの面白かった)。頑張っているところとかしんどい目に遭っているところを見せたくない人なのかもしれないけど、そういうところを見ようとしていなかった相手だったのだというのも察してしまった。恒星さんは「キモい」って言いながら見抜いていたものね。

 

いろいろ読み取ってしまうが、根底にあるどれもこれもがしんどい…

 

で、最初にも書いたけれど、あそこで立て替えられては立つ瀬がないよなーって。

そしてまたお酢泥棒に。

 

うちのお婿が今期最推しの朱里ちゃんですが、ゲームの話を熱く語っているのを見て「うわ、こういう子知ってる…横でいっぱい話を聞ける俺…」って。

なんかすみませんね…

今日はね、あまりに出不精だから出かけてみて実際行ってよかった、また行きたいところってどこだろ?って話になって「ハイラル、かな…」って云ったときもお婿は生温かい目を細めて相槌打ってくれたよね…

風で散っていく赤い落ち葉を見ながら「この風景どこかで見た」と思ったらハイラルでした、とかね…

 

そうだ、ハイラルへ行こう…こじれるドラマはさておきだ。ハイラルへ行こう。

 朱里ちゃんのいいところは、逃避のためじゃなくてちゃんとゲームが好きでゲームをやってるところだよね、橘カイジのゲームについて語っているときにそれを思いました。