結構長いシリーズなんですねえ。Eテレ大好きだけど最近見ることがなくて、子供向けの哲学の番組だけ内輪で盛り上がっていました。うんこネタとかで。うんこ哲学大事よ。
ところで、ブレーメンの音楽隊の回を見たんですよ。
目的はなにか。
ロバ役の寺田農さんが大好き。はい。ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ、Wのお父様ですからね。
猫役が松金よね子さん。女優さんとしても好きですが、吹き替えの声優さんとしても素晴らしい方です。
塩屋浩三さん?柴田秀勝さん?ベテラン声優(ていうか大御所)さんですよね。
…というかこの動物役の顔ぶれ、すごくね??ジブリ並みの配役への気合を感じるよ?
人間として顔出しして出演されている中では…山中崇さんね!リプデスの丸崎さん役でしたね。私、番宣画像ですぐにわかりました!
弁護士役の木村多江さん、好きなんですよねー。不幸顔なんて失礼な。この方にしか出せない独特の雰囲気がいいと思ってます。
はい、前置き長いね!
検事役の林遣都さんが目当てでした!そうしたら他の方の顔ぶれもすごくてびっくりしたの、エンドロールで。
林遣都1st写真集「Clear」(DVD付) (Angel works)
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お話は童話「ブレーメンの音楽隊」の動物たちをガチで裁判にかけたら有罪か?その罪の重さは?与える罰はどれが適当かを視聴者(主に教室で見ているおともだち)に問うというもので、しっかりした教育番組なので各俳優、声優さんともにこちらが聞き取りやすいはっきりと丁寧なセリフ運びで各々演じていらっしゃいました。
判決は視聴者側に判断を委ねるのでこれは学校で話し合ったら良識、理性、憐憫の情などで揉めるというか、熱い話題になりそう。
私はケモナーでおじいちゃんこなのでロバ(被告人を呼び捨てにするところにリアリティがないが、被告人と呼ぶと教室のお友達がわかんなくなるからだろうな)にめっちゃ肩入れして、情状酌量を求めます。
ロバの真実を詳らかにする検事さん、決してドヤ顔でないところに好感が持てました。
私、いま「SUITSシーズン1」を見ているから、弁護人とか検事とかってどちらもマウント取り合ってドヤ顔上等のイメージが強いから。でもこちらの裁判では非常に真面目に真実のみを追求する誠実な雰囲気がありました。SUITSのキャラが濃くて善人があまりいない裁判も面白いんですけどね。
こういう、Eテレの20分間のドラマといいにくい作品にも出演する、人気とか話題性とかにこだわらない仕事の選び方、大好き!!!同年代の著名な俳優さんとは一線を画す仕事を選ぶうえに「おっさんずラブ」で私の心を鷲掴みにする演技とヴィジュアル…
ちょっと…私は奇跡を見せられているのかしら。
私は身内に法学部出身の人がいて刑事ドラマとかその手の番組を見ていたら犯人の量刑を語り合う環境に育ったのですが、これはたぶん情状酌量の執行猶予で片が付きそう。再犯の恐れもないし、被害者が犯罪者というのも加味されると思うな!弁護人の情に訴える演技もうまいし、検事さんの追い込みはあくまで真実に添うだけで、しかも情状酌量の路線へも導いたのでそっちがわに傾くでしょう。たぶん私が小学生の時にこの作品を見ていたら同じ主張を教室で論じて皆の意見をまとめていたと思う…そういうの、好きだった。子供の頃に見たかったなー。今の子は今の子で、恵まれているかもよ。
つーか検事さん…目が優しい。
厳しいようで憂いを秘めた眼差しに、ロバの不憫さが2割増しでしたよ!
あとね、番宣のときから感じていたんですけどね。
チキンジョージいませんでした?
ササミ細胞から培養された鳥人間なんですけどね。
番宣見たときにチキンジョージがいるからびっくりして林遣都氏を見失うところでした。
作品自体面白かったので赤ずきんちゃんも録っています。赤ずきんちゃんといえば、物語に秘められた意味合いでも被害者のはずだけど、どっちなんだろうなあ。