逃げ恥超えとかいろいろ云われているけれど、
単純にツイッターアカウントを持っている人が逃げ恥の頃より増えていて、タグで応援できる、一体化できるということを認識している人があの頃より増えていて…ってのもあるだろうな、と、データに対してはやけにクールな私は思うのであった。あと逃げ恥を超えるとか意識を高く持つのは悪くないかもしれないが(私はそんなに意識は高くない)、リスペクトは大事。私は逃げ恥も好きだからさー。おっさんずラブの円盤も買うけど逃げ恥の円盤も買うことを決意したわ。いつまでも見放題にならねえ…
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Twitterでもつぶやいたけど↑明星と平凡を思い出したそういう世代のわし
買いました。
まあそれより本質を見ようよ、最終回、素晴らしかったね!最後の1分ちょっとのすごい展開が本当にいかにガチに顎が外れそうになったのはブログ書いたあとだったけど。
耳を澄ませすぎて潜水艦のソナーマンになれそうな人が続出したり、コマ送りしたりと猛者たち(褒め言葉)があらゆる検証を重ね、最後の1分ちょっとのやり取りがいかに濃密でリアルガチ(この表現大好きなんです)だったかを知って、実は箱入り娘でお嬢様なので(おまえその割には他のネタのブログでセックスセックス云ってるじゃねーか。あれか、林遣都氏の上品さに目がくらんで日頃の荒々しさが浄化されたか)はわわわ云ってる…
しかし実は、このドラマにハマっていると職場とか仕事の営業先とかでは言ったことがないんですよ。もともと恋人以外とはリアルの知り合いの誰ともあんまり共感したくないところがあります。「銀魂」と「日常」のファンの友達とは共感してお互い話が弾むけれど、これが、その人こそ実は原因。
その人、数年前にゲイの人を「気持ち悪い」って言ったのよね。
すごくムカついたんだけど、その人の偏見とかを諌める気力がその時は出なかった。その人、10歳年上で子供も十分大きな立派な大人なのに、そう思い込んでいるのはもう手の施しようがないというか、施すのが面倒くさい、ただ、LGBTとは縁遠い生活を送っているだろうから、縁遠いままでいてくれ、そして気持ち悪いって表現を誰かと共有しないでくれと思った。でも今だったら「気持ち悪いて言うのはどうか」くらいは言うけどな…だって孫も出来そうなお年頃よ。そういう年頃の人のほうが偏見多い…のかな。
おっさんずラブをリトマス試験紙みたいにしたくないしなあ。でもこの作品が好きといえる人とは友だちになれるけれど。
某俳優さんがおっさんずラブが好きで男性スタッフとばかり話しているとか、あのドラマが好きな男性はアレなんじゃないの?とかいう下衆の勘繰りをしているクッソ記事を見かけてしまって、血圧高くないけど脳の血管切れそうなくらいムカついたからさー。
その友達も似た感覚を持っていたら、友達続ける自信がないなと、お世話になったから絶望したくなくて、言えないこの複雑な気持ち。
うるせーよ、こちとらストレートだけどアライだよ!って切り込み隊長やってもいいんだけど、教養ない人にどこから説けば、己の無知蒙昧で人を傷つける可能性があるとわかってもらえるか。それによってその人のプライドを傷つけるかもしれないのに私はそれができるのか(まあ、そんなプライドなんかくそくらえなんですけど…)悩んでいると、まあ、数年前ほどは連絡のやり取りもしてないし(前の職場関係が縁で友だちになった)、もういいか…って。13歳年下の男の子と付き合っている話をしても引いていたものな…なんで友達なんだろ…
直接切り込んでいくより、アライであるためにこういう活動をしていますアピールを周囲が把握できるほどしたほうがいいんだろうけれど、私、超絶出不精で団体行動も啓発活動も大嫌いで、他人に興味がなくて、自分の思想を他人に押し付けるのが大嫌いで(されるのも嫌いじゃん)なんか、いろいろ無理。もうさー、気持ち悪いって言う人がいてもいいんじゃないか、「ああ、残念な人だな」って思うだけで、おさらばすればさー…非暴力主義かもしれん…でもそういう残念な人が、ナイーブな心の人を傷つけるのは嫌なのよとぐるぐるぐるぐる考えている…
それじゃなくても純粋に興味があってとある人の講演会へ行ったら、知り合いの社会活動家に見込まれてその人がのめり込んでいる他の社会活動に巻き込まれそうになっているのをほどほどのところで逃げているのに(大勢でまとまって運動するの、超苦手なんだってば)。
でもこう考えていくと、おっさんずラブは押し付けがましさがなく、足踏みしている人を勇気づけて晴れやかな気持ちにさせているところがあって、まいまいの「好きになってはいけない人なんて、いないんじゃないかしら」って言葉がすべてなのよね。
純粋に作品として面白いし、役者さんの演技は本物。吉田鋼太郎さんの演技すごいよ。7話ではるたんが牧くんにフラレて身を持ち崩しそうになったときにブラインド越しに見つめる目とか、雄弁すぎる。誓いのキスのくだり、「俺は嬉しくない」と云ったあとの顎のライン。演技する人にとってはもう、神がかっているお手本だと思うよ。皺の一つ一つが心の機微で動くのすごい。
この方が2016年の年末に深夜枠のスペシャルドラマから乙女部長を演じてくれているの、本当にすごいよね…
そして牧くんを演じる林遣都氏が7話の冒頭、別れたあとのそっけなさから現在にもどったあと、何気なく交わした会話ではるたんの視線から外れた途端から表情がもう、寂しさと切なさがにじみ出ていたり上海行きと聞いてもう明らかに何かを失っている表情になったり、引き継ぎで外回りをしているときに「できるだけ回りましょう」って提案したあとの顔!肩!右の指先!息遣い!なんかもう、全部「あああああはるたんとできるだけ長く一緒に回りたいんだね!!」って抱きしめてやりたくなるよね?呼び出しにはるたんが来なくて待ちぼうけを食らっているときの牧くん、もうこんな顔超得意なんだから!っていわんばかりに切ないよね??
林遣都氏が演じなかったら、ここまで感情移入していなかっただろうな。あとスーツ着たら可愛いしかっこいいのに、普段着だと萌え袖で可愛くて可愛いのなんなの?オフ可愛い可愛いこの可愛い子なによってなる…男の子って神秘的…と改めて思うわ林遣都氏アラサーだけど。パジャマ姿でチワワ本読んでいる牧くんなんか、もう天然記念物じゃん…
はるたんは田中圭氏じゃなかったら、流され過ぎのくだらないおバカで終わったと思うし、あそこまで子供みたいに激しく「結婚して下さーーーーい」って云わずにロマンティックな方へ走って静かにプロポーズなんぞしやがったら「こいつはるたんじゃねえ」ってなるくらい、ブレないバカ可愛さあったじゃない。なのに謎のいい体と足の長さ、大切。タキシード似合いすぎて本当に人間か疑ってしまった。
で、ここまで書いていたら私の同居人でむさしが大好きな同い年の男性が「まあ、もう、他人はほっとけ。れーちゃんが誰かが傷つくのを見て傷つくなら、俺が特攻隊長やるんで」とチャラく云ったのでもうそれでいいと思いました。
実は、おっさんずラブ最終回を見た夜から今夜までの合計睡眠時間は8時間位なのですが、それでもまた丑三つ時になっても起きてしまっています…なんか寝付きがわるい…こんなの初めてかもしれん。
あと、何回見てもマロのはるたを下の名前だと思っていたくだりは声に出して笑ってしまう。マロ、大好き!
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まー、おっさんずラブは恋ダンスがなくてもムーブメントを起こしたのでそこはすごいと思う。はっぴーはっぴーらーぶとかゆるい歌はあったけど。