一つ前の記事で触れたばかりですが、1巻を読み終わったので。
冬から始まる、主人公がソロキャンパーで冬キャンプが好きな理由が「虫が出ない」、キャンプしている間なにをするって読書、って辺りが、私が学生の頃にこれを提案されていればとっととやっていたってくらいハマる。
いまは家から出るのが大嫌い、同居人以外の人間と同じ時間を長時間一緒に過ごしたくないというところまで来てしまったし、地元にあるオートキャンプ場へ行ったところで知り合いだらけで夢がないし、人間の気配が少しあるだけでもしんどいので無理だけど。
この作品の1巻における良いところは、ソロキャンパーはソロキャンパーで放っておいてくれるところ。
主人公と出会ってキャンプにハマったなでしこさんが女子二人のキャンプの同好会に入ったが、そこに誘っても嫌な顔をしても、「ソロのほうがいい人」って扱いで放っておいてくれて、別々にキャンプしてSNSで写メとメッセージのやりとりする程度で仲良くできるというのが…
それよ!私の求めている距離感!
もう、困るのよ。なに、4月頭にお花見って*1。私お酒飲まないしお休みの日まで職場の人と会いたくないんですけど。いかにベスト・オブ上司である上司の発案でもこれはきついわ…お花見ったってね。お花見と言えば私、数年前に前の職場で管理職をしていて、部下の不出来にイライラしてそれを癒やすべくお花見に行ったけれどイライラが収まらずくさくさしたまま大型家電量販店に行ってPC売り場に行ったら面白くてイライラを忘れたってくらい、花見とか自然とか景色の良さ私に必要ないからね、家電屋のほうが面白いからね。
もう家電屋でご飯食べたり本を読むことを許されたほうが私には合うんじゃないの?って。
外で読書する、ということにある程度憧れがあって、この作品でもそこを魅力に思ったりする。外でカップ麺食べるのも魅力。カセットコンロを使ってまで外で調理したいとは思わないけど…
映画「ジェイン・オースティンの読書会」で野外で読書会するシーンとかもすごく好きでね。
すこし寒そうな浜辺でブランケットを肩を羽織って本を読んでいるオバサンがそれだけで美しく見える…私には。
そんな感じで、一人で冬空の下、本を読んでいる主人公に心惹かれたのでした。
これからキャンプめしも充実するかもしれないし、ぼちぼち読んでいこう…
キャンプはねー、前の記事でも触れたけれど父親がアウトドア好きで、私以外の家族が全員釣りが趣味でって環境の中、子供の頃に入院したときに父親が持ってきた本がBe-PALの雑誌と子供向けアウトドアの本だったりで、私をアウトドアにハマらせようとしていた向きがあるので一応知識はあるのです。
長めに付き合った元カレもアウトドア好きで、隙きあらば私をキャンプに連れて行こうとしていたしな…
だけど地面の粗さを感じながら寝るとか怖いし、虫が大嫌いだし、夏に野外で活動するなんて死ぬしで、まったく苦手。
冬ならいいかもだけど、冬は…こたつが正義じゃん…
って。
でもこういうのを読んだらいいな、って思うけど。
ただし、私はキャンプはしない!
女性が一人でキャンプなんて、治安の良い日本でも危ないわ。マンガの中だけにしとき。
*1:断るのが不可能な仕事の花見に誘われて辛い