夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

奇想コレクションをコレクションする

松尾たいこさんが大好きで、彼女の手がけた装丁がいいなーって軽い気持ちでぼちぼち集めています。河出書房新社奇想コレクション

もう配本は終わっているし大体絶版なので、もう古書で手に入れることがほとんどです。

 リアルタイムで購入したのは3冊だけなんですよね。

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)

 
最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)

最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)

 
悪魔の薔薇 (奇想コレクション)

悪魔の薔薇 (奇想コレクション)

 

 SF、ファンタジーの垣根なく不思議な味わいの作品が集まっている印象。

「最後のウィネベーゴ」は表題作が犬好きなら読め!って作品でした。話の内容がだんだんわかるに連れて涙が止まらなくなる。

たんぽぽ娘」は作品自体が発売される瞬間まで伝説の扱いで、配本リストに上がっていてもいつまでもいつまでも本当にいつまでも配本されないから待ちすぎて死にそうになっていた中でライトノベルのベストセラー*1で取り上げられ、ドラマ化された作品でも取り上げられ、実物はとんでもねー稀覯本(当時の時価2万円くらい)*2だったので話題になったところへうまく漸く配本になったのがすでに懐かしい。

実際読んでみたら、魅力的で印象的なセリフがあったり、たしかに面白い話ではあったが1万円とか2万円とか払ってこれだったらあくまで私個人はですが思わず燃やすかもしれないというくらいで、価格による印象の補正、絶版という名の印象の補正は恐ろしいなあと思ったのも確かでした。

このブログを遡ればもっとマシなことが書いてあるかもしれない*3けれど、5年経っての印象はそんな感じ。

 

 

文庫化されてスタージョンの本などは買いました。

 

[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ (奇想コレクション)

[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ (奇想コレクション)

 
輝く断片 (奇想コレクション)

輝く断片 (奇想コレクション)

 
不思議のひと触れ (シリーズ 奇想コレクション)

不思議のひと触れ (シリーズ 奇想コレクション)

 

 文庫版はまたちがった装丁で綺麗ですよ。

 

TAP (奇想コレクション)

TAP (奇想コレクション)

 

 こちらも文庫版で買ったのですが、装丁が松尾さんじゃないのがネック。

TAP (河出文庫)

TAP (河出文庫)

 

 

願い星、叶い星 (奇想コレクション)

願い星、叶い星 (奇想コレクション)

 

 ↓

 こちらは表題が変わって違う出版社で発売されています。

 

 

 

リアルタイムに買えばよかったんだろうけれど、当時はピンとこないこともあってそこまで買えなかったのだけど、いまになって気になるものが増えてきて、ぼちぼち買っています。

 

元気なぼくらの元気なおもちゃ (奇想コレクション)

元気なぼくらの元気なおもちゃ (奇想コレクション)

 

 

失われた探険家 (奇想コレクション)

失われた探険家 (奇想コレクション)

 
洋梨形の男 (奇想コレクション)

洋梨形の男 (奇想コレクション)

 
跳躍者の時空 (奇想コレクション)

跳躍者の時空 (奇想コレクション)

 

 ガミッチ(↑このニャンコ)可愛い。ほかにガミッチものの作品が所収された本はいくつか持っているのだけど関係なく買ってしまった。ガミッチー!!

 こちらは文庫版もありますが、装丁がぜったいこっちのほうがいいので古書で買いました。

どんがらがん (河出文庫)

どんがらがん (河出文庫)

 

 ねえ?

 

平ら山を越えて (奇想コレクション)

平ら山を越えて (奇想コレクション)

 
ふたりジャネット (奇想コレクション)

ふたりジャネット (奇想コレクション)

 

 テリー・ビッスンは図書館で借りて読んじゃって、フェッセンデンの宇宙は文庫版を買ったような買ってないようなの記憶が曖昧なので購入も保留中です。

 

まあそのくらいは現実的な感じでこだわりも薄い状態で、コレクションしています。

 

蒸気駆動の少年 (奇想コレクション)

蒸気駆動の少年 (奇想コレクション)

 
ページをめくれば (奇想コレクション)

ページをめくれば (奇想コレクション)

 
ブラックジュース (奇想コレクション)

ブラックジュース (奇想コレクション)

 

 残りはこちらなんですが、すでに価格が高騰しており、そして文庫化する様子もない感じ。

どうしても読みたかったら地元の図書館には揃っているからそちらで読めばいいのだけど。綺麗な装丁だなーって。

 

こんな風に、あとになると手に入りにくくなる作品もあるから、本当はリアルタイムで適正価格で買ったほうがいいですよ。

 

ところで、古書で買っても「新品・未使用」としてかなり安価で売っているものもあるんだけど(ちょっと難ありだったりはする。経年で小口が汚れていたり)こういうのってどういう経路で新古本として売られるんだろう?再販とはまた違う気がするのだけど…?

 

あ、夜更けのエントロピーは買いたい。

夜更けのエントロピー (奇想コレクション)

夜更けのエントロピー (奇想コレクション)

 

 

*1:  

  

*2:

  

*3:確認したら、なーんも書いていなかった…忙しかったし表題作を読んだきりだからブログに上げていなかったみたい