ジャニーズって本当に頑なにネット媒体に商品の顔を出さないよね…使う方も大変だろうな…
生田斗真さんがトランスジェンダーの人を演じるというので話題だけれど、私はめっちゃ編むシーンが出るのではという期待でとにかく見たくて。女性を演じる彼も気にはなったけれど、こちらのブログをご覧になって分かる通り、わたくしはあんまりジャニーズには興味がございませんのよ。あとあんまり邦画もレビューしないでしょう。あんまり興味がございませんのよ。
ジャニーズの方が出演される映画って、デジタル配信がいまのところないので遠くのTSUTAYAに借りに行ったら貸出中で(準新作100円の日だった…)、比較的近所のTSUTAYAまではしごして借りてまいりました。
ジャニーズ!不便を強いるジャニーズ!本当に困る!
日本の日常的なものを扱う映画独特の緩やかで静かな展開の中で、ネグレクト気味の身勝手な母親に子育てを放棄され、叔父を頼ると彼の家にはトランスジェンダーの元男性、リンコさんがいて、とても大事にしてくれていい関係を築いていくも、周りのそこかしこに偏見があり。って話。
リンコさんのお母さんは子供への深い理解があるのでまだいいし、キツいこともあるけれど優しい世界が描かれておりました。
生田斗真さんは美しくてうまいなあ…出ている人みなさんお上手だったけれど。そりゃあ途中で小池栄子さんやミムラさんにムカつくくらい、いい演技をされていました。
そしてこういうトランスジェンダーの役をこういう小品めいた映画でさせて文部省などの助成をとりつけてじんわり売りつけるところはジャニーズご立派、と思います。避けないところがね。
私的に桐谷健太さん演じる叔父さんが、元はノンケだけど一目惚れしたら性別なんかどうでもよくなっていたって流れがとっても好きです!ええ、そういうの、大好物なんです!
日本の最近の映画の雰囲気のいいところがたくさん詰まっていますので、沢山の方々におすすめできる良い映画でございました。
この映画がお話として成り立つような悲しみや怒りがなくなってしまえばいいと切に願います。心がからだの性別とちがう人が願う方の性別でストレスなく振る舞える世の中になれば、こういう映画はできないものね…一つ一つがいまそこにあるトランスジェンダーの問題、って感じで傷ついていくのが腹立たしかった。守りたいです。
子供もこうドラマになり得るような環境、どうにかしてなくせないものか…
私は編み物が大好きなのでそのへんが気になって見たけれど、編むものがなんなのか知ってそこも好きでした。カラフルだったぁ…