夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

007 スペクター

 いつでも見られるようになると見ないってこと本当によくあるけど、そういう悪癖治したい。

 前作の「スカイフォール」がすごく好きで、iTunesで買ったほど。Q演じるベン・ウィショーさんがとてもキュートだし、ダニエル・クレイグが時折笑わせにくるのもいままでのボンドよりまだ親しみが持てる感じ。

 

本当はリアルタイムで見たかったのに、年末は忙しくて見逃して以来、Amazonでデジタル配信が当初からお安くても見放題になってもなんだか見る気になれなかったのだけど(上映時間が長すぎるからかしらん…)なんとなく見る気に。

 

時折挟まれるQ絡みのトラブルがたいてい笑えるという軽妙な要素がちょっと増えて、お色気も相変わらず抑えめ。だけど今回はボンドも情がうつったのか?って展開に驚いたり。前回はボンドガールがMとQだったじゃんね!

 

ろくにわかりやすい説明もないなか、雰囲気で分かれという感じで話は展開、終わりへ行くほどにとてもちょうどいい場所にボンドのピンチを救うなにかしらのなにかがあることやボンドとボンドガールがあれよあれよと営む展開がスムースすぎてむしろきもちいいくらいで。

スタイリッシュご都合展開に浅い笑いを漏らしつつも、MI6の面々がすごく頑張っていたので(敵も味方もスタッフいっぱいいそうなのに少人数感ある)ボンド以外の見どころもあって最後まで見たら面白くて好きです。ツッコミどころがあるのもいいところだよ、いちいち派手でスパイ映画の魅力はたっぷり詰まっていたような気がする。

というか007って数あるスパイ映画のなかでも夢がいっぱい詰まったファンタジー要素があるのでこれでいいんだなと思いました。

今回もQちゃんが可愛い衣装、可愛い演出をありがとうございました…