Amazonのクーポンが貯まっていたのでHD版を100円でレンタル。PS4さまさまですねえ。
去年の夏公開で、夏って映画館どころか外にも出たくないし人の多いところも行きたくなくて敬遠していたけれど、わかっていたのよ、劇場で見るべきだったって。ええ、このブログでよく云っていることですけれど。
最初の不穏な感じからワクワクしちゃうもの。見えるのが尻尾だけってシーンが多くてそこももうリアルだもの。
一般人や政府の人たちの棒読み感、プロの早口の聞き取りにくさもリアル。
実はゴジラを見たのは、ゴジラ対モスラのリメイク版を見て以来で2作目。アメリカ版は一切見ていない。放射性物質の産物という設定が被曝3世で広島で平和教育反核教育を受けてきた人間としてエンタテイメントにはしてほしくなくて、他のえげつない映画を見せることをまったく躊躇しないうちの母(被曝2世)がゴジラは避けていたり。
だから怪獣が大好きなのにガメラですら最近見たのが初めてとかね、あんまり関係ないのに。劇場版の怪獣もの特撮は避ける傾向があった。
しかし「巨神兵東京に現る」を劇場で見たときにあの無音の緊迫感、攻撃の派手さに度肝を抜かれて同じ監督、そして庵野監督!ってことで見て、ほらほらやっぱりって劇場で見なかったことを激しく後悔。
エヴァ好き、電車好き、建機好き、工場萌えとしてはもう絶対劇場で見るべき作品だった…電車の使い方がひどい。建機のトミカ感ハンパない、工場の撮り方わかってる!!
そしてミサトさんが出てきそうなあのBGM!なんかテンション上がるあれ!
最初の形態*1がミニラじゃなくてあれで気持ち悪くて怖くて面白くて!目がアレってだけでもう私の知っているゴジラと違って気持ち悪い!なんだあの不細工って叫んじゃったよ。
私、モンハンでレウスを倒すときに足を引きずりながらこちらに向かってくる彼を見ると涙が出てくるんだけど、あれに似た感情を抱きながら最初の発光シーンとかで涙が出た。ゴジラは何らかの意志もこちらには届かない脅威でしかないが、孤独なのは確かなので倒すしかないのが妙に悲しかった。私は直接被害を受けていないから憎しみがないからかしら。うちの母が昔「ゴジラは核兵器がなかったら生まれなかった可哀想な存在なのよ」と云っていたのを思い出した。
ヤシオリ作戦の派手さはないけれど地に足の着いた感じがまたリアルで好感が持てたし、核の使用への対決姿勢もよかった。日本はこうでないとね。
あー面白かった。あんまり情報を得ないで正解だった。ゴジラのブサイクさにびっくりしたもんね。いいもん見れました。
トクホのCMの曲って、ゴジラのテーマだったのね…知らんかった。
*1:あれ最初の形態じゃないらしいね