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夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

ケイト・モートン作 青木純子訳 「秘密」

秘密 上

秘密 上

秘密 下

秘密 下

秘密 上

秘密 上

秘密 下

秘密 下

『忘れられた花園』のモートンが再び読者を誘う物語の迷宮。オーストラリアABIA年間最優秀小説賞受賞。母は、なぜあの見知らぬ男を殺したのか?少女だったローレルは確かに聞いた―「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と彼が言ったのを。


翻訳ミステリー大賞受賞作。この大賞の受賞作にはずれはないが、受賞する前からわかってた。これははずさないと。
「忘れられた花園」も素晴らしかった作者で(こちらも翻訳ミステリー大賞受賞)また過去と現在を行き来するお話になると聞き、しかもまた翻訳されたとなると期待できるに決まっている。
でも作者の手法は前作で学んだのでその時々の表現を注意深く読みながら進めているとしんどくなってきたので物語の勢いに任せて読み、自分の対峙した事件と母の秘密に迫りたいあまりに遺された日記、書簡をあさる主人公と過去に実際起こったことが語られる構成に「次はどうなるんだ!?」と夢中になってしまった。

人は長く生きれば生きるだけ秘密を持つし、罪を背負うものだと日ごろから思っていますが、フィクションでもその辺が十分に重く、いろいろ考えさせられました。
これは掘り起こしていい過去だったのかもね。
同時代の秘密の話を描いた名作「シェル・シーカーズ」のことも思い出しちゃった。
この作品が好きになった人は読んでみるといいかも。ミステリ…でもある。


シェルシーカーズ〈上〉

シェルシーカーズ〈上〉

シェルシーカーズ〈下〉

シェルシーカーズ〈下〉


ネタバレでこれだけは言いたいので折りたたみます。

過去のドロシーの妄想っぷりが、もう痛くて痛くて、自己中で、愚かで、読んでて恥ずかしかった!!!

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