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夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

最近読んだ本と近況

すったもんだがありながらも読書の時間を無理やりもぎ取って、ここ1ヶ月で読んだ本を簡単に挙げて行きます。
一部の本は今後ちゃんと取り上げるつもり。

アルモニカ・ディアボリカ

アルモニカ・ディアボリカ

敬愛する皆川博子様のイギリスが舞台の歴史ミステリ。皆川博子様がご自身の作品で続編を書くのはこれが初めてらしい。仲間内のあて推量がほぼ断定的になり、しかも事実になって行く流れに首を傾げつつも、そうして作られる物語は儚くて余韻が残る。必要悪に正義の人がぶち当たる辛さがひしひしと伝わり、善が善として通用しない、お金と権力が全ての社会にいろいろ思うところあり。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー ハヤカワ文庫JA

ハーモニー ハヤカワ文庫JA

本当はすぐにでも「魔法使いにキスを」を読みたかったのだけど、オーウェンにうっとりするには現実が苦すぎて、気分を変えるためにきつめのブランデーを煽る代わりにこれを読んだという感じ。結果として気分は変わった。この作品についてはまた今度、あらためて。伊藤計劃さんには思い入れがある。
魔法使いにキスを (創元推理文庫)

魔法使いにキスを (創元推理文庫)

とうとう新刊が出たのに事前にあまり盛り上がれなくて買ってもすぐに読む気になれなかったけど先日読了。やっぱりオーウェンは素敵です。なんというか、本当にミスターライトなんだよね。
この作品についてもまた今度。ちゃんといろいろ書きたいですよ。これも別項で。これは読む人それぞれにいろんな感じ方ができるだろうなあ。ほかの作品も読みたい。
氷の天使 (創元推理文庫)

氷の天使 (創元推理文庫)

さっき読了。この人のこのシリーズは読んでみたかったんだけど…デビュー作だからか、粗もあり、警察小説あるあるもアリ、フーダニットにしてはミスリード誘いすぎてぼやけちゃっていたり首を傾げる部分もあり。でも主人公のマロリーがおっかない美人で、ほとんどの誰もを情のない態度で接するところはちょっとスカッとした。へんに善意を押してくる人よりはずっと好意が持てる。この人がこれからどんな活躍をするのかが楽しみ。


ここ2日で3冊読了してスッキリ。
私にとって読書がどれだけ大事か、よーくわかった。槙島さんだっけ、紙の本は脳だか思考だかを調律するツールだって言っていたのは。
調律できているかどうかは知らないけれど、その間は充実している。日々のことを遠ざけられるからかなあ。

今日からはこちらを読みます。

スターファイター (創元推理文庫)

スターファイター (創元推理文庫)

大宇宙の少年 (創元SF文庫 ハ 1-7)

大宇宙の少年 (創元SF文庫 ハ 1-7)

これはどちらも同じ本なんだけど、私は昔の方の「スターファイター」を。
ハインラインは「夏への扉」がどうにも性に合わなくてなにも手付かず。
去年読んだ「幼年期の終り」とか以前読んだ「ガニメデの優しい巨人」など、古めのSFは魂に刻まれるほど好みなので、「月は無慈悲な夜の女王」とか「宇宙の戦士」はいずれ読もうと思ってはいる。でも、いまはコニー・ウィリスイチオシのこちらを。
はからずも、「おちびさん」が出る作品を立て続けに読むことになるのであった。

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