夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

相方の漫画事情

漫画のことなら話題にしていいよ、と言いおったので。別に何も禁止されてないけど話の成り行きで許可をもらいました。
私の相方は出会って今年で25年、読書は小難しい本とか私が読んだおさがりとか私が読めない本とかを読み、映画は絶対私と一緒にしか見ず、単独の趣味はバレエ鑑賞と本気のヨガ!という私より女子力高めというか、年齢的に草食男子の走りというか、涙もろさがハンパなく、西田敏行並みなのだけど、漫画は子供の頃はあまり読ませてもらえなかったという環境から、私の影響でやたら少女漫画を読む。
とは言ってもジャンプ黄金期のころに学生だったので、彼の一番大好きな漫画は「ジョジョの奇妙な冒険」である。私も大好きすぎる。彼氏の影響でこの漫画を好きになる女性はよくいると思うけど、私たちは違う。出会う直前からこの漫画が大好きだった。で、気が合うねーって。ジョジョ立ちをいろいろやって見せてくれたり。私はあんまりスタンドとその名前が一致しないので細々と教えてくれたり。そう、むちゃくちゃ気が合うのだ。彼の性格が良いのもあるけど喧嘩したことがない。
それはさておき、彼は私の影響で大島弓子の大ファンだし、矢沢あいの「天使なんかじゃない」で号泣する。西村しのぶでテンションが上がる。たぶんこういうことから微妙な女心を察知できるのであろう。非常に気が利くアラフォーに育ちました。私がクールなツンデレなのですごく辛抱強いしな。


で、そんな彼が。
本屋さんで私が「るーみっくわーるど一番くじ」をキャッキャ言いながら引いている合間に買った漫画が…

きょうは会社休みます。 1 (マーガレットコミックス)

きょうは会社休みます。 1 (マーガレットコミックス)

きょうは会社休みます。 2 (マーガレットコミックス)

きょうは会社休みます。 2 (マーガレットコミックス)

きょうは会社休みます。 3 (マーガレットコミックス)

きょうは会社休みます。 3 (マーガレットコミックス)

…なんで?
「れいちゃんっぽくてこの表紙の子が」
で、すいすい読んでなんだか笑っている。
私はこれは読まないわーと決めていた。
12歳年下の恋人ができる話でしょ。
年下はいいとこ3つしたくらいまでしか無理。現実じゃなくても無理。
つーか今日その日にお休み取れるような仕事してないからすべてがファンタジーなんだっつーの!

私はそれを尻目に「砂とアイリス」を読んでいた。
いいな、こんな関係…と思えるお話。お相手?の男性、メガネかけていらっしゃるし。

砂とアイリス 1

砂とアイリス 1

一通り満足しているという彼も1巻を読み終えて「のこりは明日」と満足そう。
どうだった、と訊くと、愉快そうに「れいちゃんが前の彼氏と付き合っていたころを思い出せてむっちゃくちゃ面白かった!」って。これだから、人としての付き合いが長いとな…痛々しい過去とかも全部知ってるからな…

彼は私も読まないようなベタベタな少女漫画を自腹で読むようなちょっと残念なところがあるけれど、彼に言わせてみれば「ここっぺとこの漫画の彼氏は同じ年くらいなのに…」と不思議そう。
いや、ちがうから。女性の主人公の年の差が。私には無理。なにも楽しくない。いやよくわかんない。
でもあなたがたのしそうで良かったよ。ちかぢかこっそり読んでみよう。

そのあと「砂とアイリス」を読んでめっちゃくちゃテンション上げてた。「この先生、れいちゃんすごく好みでしょ!メガネ!ほうれいせん!」
あなたも私もまだほうれいせんがないものな。
独身だからだろうか、それとも太ってないからだろうか(私もギリギリデブではない…)、年齢より若く見られがち。某実名さらすSNSで同級生が集まってお酒飲んでる画像とか見るけど老けっぷりに戦慄する。でもあっちのほうがまっとうに生きているんだろうな。

いつも一緒にいてくれてありがとう。唯一一緒に長くいてもしんどくならないのであった。見応えあるお姿。ちょっと残念な趣味。おかげで毎日が楽しいわ。