夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

2012年 面白かった映画

やっとブログを書く余裕ができた。あり得ない長さの連勤をしたり(しかも毎日残業)、長引く風邪を引いたり、忙しかった。忙しいのは嫌いじゃないが、仕事自体はそこまで忙しくはなく、栄転してるはずなのに閑職に飛ばされた気分を味わい、本来この季節は覚醒するか節子になるかのどちらかの忙しさのはずだけに「なんでこんなことに」と自問自答。

まだ本は読みたいから(今年最後に読んだのがフィフティシェイズオブグレイなのはいやだ!)挙げないとして、「ホビット」をいつ行くかがちょっとわかんないから映画はいまから挙げておく。
と、いっても今年公開された映画だけではなく、今年見た映画で記憶に残ったもの。今年は一時的に大量に映画を見て、鑑賞メーターでは60本ってことになっている。

私的に一番面白かったのはこれ。

頭がいい人も結局は女の子に持て囃されたいのが原動力なのだと数人同士のやりとりの根っこがだいたいそれだったので愉快。マークって発達障害は明言されてないけどそれっぽくて取りようによっては終始よくわかんない嫌なやつだったのが、最後のすっごい真顔のF5連打で帳消し。ものすっごい早口も良かったのでBGVにしてる。双子(アーミー・ハマーの二役)も面白かった。いまの技術で漫画を気の利いた映画に出来た感じ。
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もともとニール・ジョーダンが大好きなのもあるけど、バットマンキリアン・マーフィーの瞳の美しさにハマり、キモカッコイイ顔立ちにハマり、見て大好きになったのがこれ。
数十年前のアイルランドで曰く付きで教会に捨てられた、生まれながらのオネエが当時の世相(IRAとかIRAとかIRAとか)に翻弄されながらもママと愛を探し求めるお話。
音楽が全編に渡ってよくてキリアン・マーフィーが歌うソフトロックもかわいいし、ダスティー・スプリングフィールドの曲も知って良かった。サントラも買いました。背景はきな臭いけど主人公自身はお花畑からそれと向き合っていて強いようでか弱く、儚いようでしぶとい。リーアム・ニーソンの演技も面白いので要注目。大好きで大好きで大好きなジェイムズ・マカヴォイってけっしてSFやアクション映画に向いた顔立ちや佇まいではないと思うのだけど(身体能力は高いらしい)そういった映画にそこそこ出演しているし出たらやっぱり魅力的なんだな!お話もマカヴォイどうこうより面白かったし。これのためにシリーズを一通り一週間で見たけど見て良かった。特にこれはプロフェッサーとマグニートーの友情というかこれはもう愛!って感じのお話なので世の中の腐ったものが好きな人は楽しいだろうな。私もこのくらいなら楽しかったです。

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すべてにおいて「美しさ」に集中していた映画。細部にまでこだわった美しいものを見たかったらこれ。時間の流れ、水の中のあぶく、便座に座るコリン・ファースにまで、見てるこっちをめぐる空気まで張り詰めて行くような感じ。芸術品だった。

あとは順不同で気に入った映画を。私は気に入った映画は何回か見ちゃうのでまた見たい映画を中心に。

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その他の見た映画。
http://video.akahoshitakuya.com/u/92148

エヴァQもかなりおもしろかった。これまでに見たエヴァ関連でも一番か二番くらい好きかもね。
あとは「ホビット」。たのしみだなあ。
私がロード・オブ・ザ・リングをあれこれ言い出すと長くなるのでいまは自重。