夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

た行

22011 ジャナ・デリオン「ミスコン女王が殺された」 感想

ワニ町シリーズ第2作。前巻が面白かったのでアグレッシブに2作目も読みました。 軽く読めるし美味しそうな料理はよく出てくるし、主人公と仲間たちの軽妙で動きの想像つくやりとりが楽しくてずっといい雰囲気。気の利いたイケオジが出てくるのも良い感じです…

22008 テッド・チャン「あなたの人生の物語」

私が持っているのは「ばかうけ」の表紙じゃなくて、その前のデザインの紙の書籍と、電子書籍。 あなたの人生の物語 作者:テッド チャン 早川書房 Amazon 前回お風呂で読んだ「アルファ・ラルファ大通り」が変な作品が多くて、同じく頭が良すぎる人が書いてい…

22005 多崎礼「煌夜祭」ネタバレあり  #KindlePaperwhite

「血と霧」がすごく良かったので買ったけれど例によって例のごとく後回しになってしまっていた作品です。 煌夜祭 (中公文庫) 作者:多崎礼 中央公論新社 Amazon 「血と霧」を読んだときの日記はこちら。 leira3mitz37.hatenablog.com leira3mitz37.hatenablog…

22002 ジャナ・デリオン「ワニの町へ来たスパイ」 ネタバレ感想

これは気持ちがいい。こういうのを読みたかったのです。 ワニの町へ来たスパイ 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:ジャナ・デリオン 東京創元社 Amazon 超凄腕CIA秘密工作員のわたしは、潜入任務でちょっぴり派手に暴れたせいで、狙…

ミステリと言う勿れ 10巻(漫画)感想

あー怖かった ミステリと言う勿れ(10) (フラワーコミックスα) 作者:田村由美 小学館 Amazon ミステリと言う勿れ(10) (フラワーコミックス α) [ 田村 由美 ]価格: 499 円楽天で詳細を見る もう10巻。10巻になっても謎は深まるばかりよ。 前巻から始ま…

20007 辻村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀」

数作ぶりにわりとちゃんと読みました。全作一応買っているっちゃあいる。 宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀 (集英社オレンジ文庫) 作者:辻村七子 発売日: 2020/06/26 メディア: Kindle版 ここ数作、2部になってからトーンダウンしたのは、私が日本語で…

20006 ウィリアム・トレヴァー 「恋と夏」

出版当時から読みたかったのですが、ようやく読めました。 恋と夏 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション) 作者:ウィリアム トレヴァー 発売日: 2015/06/01 メディア: 単行本 20世紀半ば過ぎのアイルランドの田舎町ラスモイ、孤児の娘エリーは、事故で妻子…

19011 辻村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚」

なんと、アニメ化!微妙な関係性のブロマンスっていま流行りだしなあ…と思ったのですが、アニメ制作が「朱夏」さんなので期待はできるかもしれない。あと、リチャードの声優さんが気になる! 宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚 (集英社オレンジ文庫) 作…

010 「走れメロス」は一気に読める (まさかの #林遣都 )

あ、アマゾンでも書影があった…なんだこれ… 走れメロス (SDP Bunko) 作者: 太宰治 出版社/メーカー: SDP 発売日: 2009/01/25 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 20回 この商品を含むブログ (1件) を見る ここ毎晩の恒例でタグ「おっさんずラブ」を検索して…

多崎礼 「血と霧 2」

やっぱり完結作だった。1,2とくれば3もありそうな気がするからこのナンバリングは本当に厄介ですよー、早川書房さん! 血と霧 2 無名の英雄 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 多崎礼 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/07/31 メディア: Kindle版 この商品…

多崎礼 「血と霧 1」

久々(だと思う)の日本の作家さん(あ、今村さんの短編は読んだな) 血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 多崎礼,中田春彌 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/05/24 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 血の価値を決める三属性…

サミュエル・R・ディレイニー 「ドリフトグラス」

ドリフトグラス (未来の文学)作者: サミュエル・R・ディレイニー,浅倉久志,伊藤典夫,小野田和子,酒井昭伸,深町眞理子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2014/12/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る コメット・ジョーはメッセージを届け…

L・P・デイヴィス 「虚構の男」

私のざっくり感想の前にまず、翻訳者の矢口誠さんがお書きになった紹介文をお読みください。 L・P・デイヴィス『虚構の男』(執筆者・矢口誠) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート こちらを読んでとにかく面白そうだったからすぐに予約したのよね。 虚構の…

ヨハン・テオリン 「黄昏に眠る秋」

黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: ヨハンテオリン,Johan Theorin,三角和代出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/04/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 62回この商品を含むブログ (35件) を見る黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫)…